子どものゲーム課金額は平均約33万円! 無断課金や使いすぎを防ぐにはどうしたらいい?
近年、ゲームをする子どもの無断課金や使いすぎが深刻化しています。国民生活センターの発表によると、2022年度における小学生から高校生までのオンラインゲームの課金額は平均約33万円でした。保護者の多くは、無断課金や過度な支出に頭を悩ませているはずです。 本記事では子どもたちが安全かつ健全にゲームを楽しむために、無断課金や使いすぎを防ぐための対策について考えましょう。
子どものオンラインゲームひと月あたりのゲーム課金額は?
SMBCコンシューマーファイナンスは、2023年7月19日から20日にかけて、15歳から19歳を対象に「10代の金銭感覚についての意識調査2023」を実施しました。1000名の有効サンプルを集計した同調査は、ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とし、全国規模で行われました。 調査結果によるとゲーム課金をしている111名に対して、月々のゲームアイテムやガチャの利用額を尋ねたところ、平均で3102円を支出していることが分かっています。 2022年の調査結果と比較すると、全体の平均は531円増加しており(前回2571円→今回3102円)、男性は137円の減少(前回2721円→今回2584円)、女性は2129円増(前回2195円→今回4324円)でした。 また、高校生の平均は67円増加しており(前回2506円→今回2573円)、大学生等は1219円増加(前回2750円→今回3969円)していることが明らかになりました。 ■ゲームへの課金に後悔した経験について 調査では、ゲーム課金に関する意識についても取り上げられました。例えば、「お金を使ってでもゲームを有利に進めたい」という意識について、全体の14.7%が思っており、男性の場合は21.0%で女性(8.4%)よりも高い傾向です。 その後、ゲームでお金を使った経験に後悔したことがあるかについても調査が行われました。その結果、「ある」と回答した人は24.5%で、「ない」は75.5%でした。男女や学生区分で見ると、後悔した人の割合は高校生の男性(35.9%)が最も高かったです。