【京都ジャンプS】スマイルスルーが8馬身差の圧勝!重賞初挑戦Vで障害界に新星誕生 高田潤騎手「相当高い能力を秘めています」
11月9日の京都8Rで行われた第26回京都ジャンプステークス(J・GⅢ、3歳以上障害オープン、芝3170メートル、7頭立て、1着賞金=2900万円)は、高田潤騎手の1番人気スマイルスルー(牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)が積極的にハナに立ってレースを進める。レース途中からオオキニとアサクサゲンキの2頭にすぐ後ろからプレッシャーをかけられる厳しい展開も、最後の直線で一気に突き放した。前走清秋ジャンプSの6馬身差Vに続く圧勝を決め、3連勝で重賞初挑戦V。障害馬としては若い4歳馬で、新星誕生を予感させる勝利となった。タイムは3分33秒4(良)。 8馬身差の2着にはアサクサゲンキ(2番人気)、さらに1馬身差遅れた3着にオオキニ(3番人気)が入り、人気順通りの決着となった。 京都ジャンプSを勝ったスマイルスルーは、父ルーラーシップ、母スマイルシャワー、母の父シンボリクリスエスという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は吉田勝己氏。通算成績は15戦4勝(うち障害6戦3勝)。重賞は初勝利。斉藤崇史調教師、高田潤騎手ともに京都ジャンプSは初勝利。 ◆高田潤騎手(1着 スマイルスルー)「強いのひと言に尽きます。(ハナに)行く気はなかったけど、この馬のペースでリズムを崩さないようにしました。飛越は粗削りな部分があって、練習もしっかりやってきましたけど、まだまだ上達する余地を残していると思います。しっかり集中して踏ん張ってくれましたし、直線もかなり余力がありました。まだギアを一つ落とした状態で走っていたので、相当高い能力を秘めています。4歳ですし、この馬に合わせて完成度を上げていければと思います」