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西武・武内夏暉投手（23）が3日、地元福岡県・北九州市の日峯神社へ初詣に訪れ、プロ2年目の活躍を誓った。 昨季のルーキーイヤーでは、プロ初先発となった4月3日のオリックス戦で7回1安打無失点の好投をみせ、初登板でプロ初勝利。21試合に登板し規定投球回に到達、10勝6敗、防御率2.17（リーグ2位）。パ・リーグの新人王を獲得した。 「年末年始は地元で家族団らん、ゆっくりと過ごせた」とシーズン中には中々会えない家族との時間を大切にした。 「毎年来ています」と神社参拝の道中、昨季ルーキーらしからぬ素晴らしい成績を残した23歳は「プロ1年目で本当に自分としても色々と経験ができたので、それを活かして今年につなげたい」と話し、「まだまだ成長段階なので去年よりも何か成長できるシーズンにしたい」と2025年シーズンへ意気込んだ。 巳年で年男の左腕は「年男ですね、あんまり気にしないですけど」と笑みを浮かべ、今季の決意として絵馬に『優勝』『最優秀防御率』と2つ記した。通常は絵馬に1つだけ願いを記すものだが「2つ欲張って書いちゃいました」とこれも武内の覚悟の表れだ。 昨季チームは歴史的な不振でリーグ最下位に沈んだが「やるからには優勝しか目標にしていないので去年の成績もありますけど、上を目指してやっていきたい」と真剣な眼差し。「1年間フルで回ることは絶対、チームの中心人物としても回っていきたい」と話した。 さらに「個人としては最優秀防御率を獲りたい」「去年（パ・リーグ防御率）2位というのもありましたし、1位を獲りきれなかったのでそこをやっぱり狙いたい」と強い思いを語った。 去年は大吉だったという、注目のおみくじでは「普通ですねー」と今年は吉。「でも良いことが書いてある」と前向きだ。1月のオフには、今季から指揮をとる西口文也監督（52）から西武の新守護神として指名されている平良海馬（25）らと石垣島の自主トレで更なるレベルアップを計る。“新人王”武内夏暉の勝負のプロ2年目が始まる。