三笘薫の稼ぎは? ブライトンの最新年俸ランキング1~10位。プレミアリーグの曲者における高給取りとは
DF:ぺルビス・エストゥピニャン(エクアドル代表)
生年月日:1998年1月21日 今季リーグ戦成績:0試合0ゴール0アシスト 推定年俸:305万ユーロ(約4.8億円) エクアドル代表DFぺルビス・エストゥピニャンが7位に輝いた。同選手の推定年俸は305万ユーロ(約4.8億円)となっている。 左サイドバック(SB)を主戦場とするエストゥピニャンは、2022年の夏の移籍マーケットでブライトンに加入した。日本のサッカーファンに広くその名が知られるようになったのはFW三笘薫との共闘が大きいだろう。三笘も2022年夏からプレミアリーグでプレーを始めており、彼らは実質的に同期入団であると言える。 エストゥピニャンと三笘のユニットはブライトンの大きな武器だ。26歳のエクアドル人は抜群の身体能力を持っており、積極的なオーバーラップで自身の前でプレーする三笘をサポートできる。デビューシーズンとなった一昨季はリーグ戦35試合で1ゴール6アシストを記録した。また、攻撃面の貢献にフォーカスが当てられがちだが、スピードとパワーの両方を兼ね備えているため対人守備に不安が無い点も魅力の1つだ。 左SBのファーストチョイスとして君臨し続けてきたエストゥピニャンだったが、昨季は怪我に泣かされるシーズンとなってしまった。昨年10月から筋肉系の負傷で約3か月間欠場すると、その影響からか戦列復帰後は守備の緩さが目立つ試合もちらほら。さらに今年4月には足首を負傷し、大事なシーズン終盤戦でチームに貢献することが出来なかった。 その昨季終盤の怪我によって、ブライトン3年目となる今季もいまのところピッチに立てていない。しかし、クラブはすでにエストゥピニャンがトレーニングに復帰していることを明らかにしているため、彼が左サイドで躍動する日は近いだろう。
MF:マフムド・ダフード(シリア代表)
生年月日:1996年1月1日 今季リーグ戦成績:0試合0ゴール0アシスト 推定年俸:335万ユーロ(約5.3億円) 昨季の後半戦はシュトゥットガルト(ドイツ)に期限付き移籍していたシリア代表MFマフムド・ダフードが6位となった。 昨夏にアレクシス・マック・アリスター(リバプール)、モイセス・カイセド(チェルシー)を失ったブライトンは、彼らの穴埋めができる選手の獲得に着手。特に昨季はクラブ史上初となるUEFAヨーロッパリーグ(EL)参戦が予定されていたこともあって、欧州の舞台で経験豊富なダフードに白羽の矢が立った。 フリーでの獲得となり、移籍金がかからなかったという点ではダフード獲得は素晴らしい補強だ。しかし、結論から言うと彼の補強は「失敗」で間違いないだろう。 同選手は随所で視野の広さを感じさせるプレーを見せていたが、ミスが散見され中盤でボールロストを連発。守備強度が十分でなかったうえに、前線の選手たちに良い形でボールを届けられず、攻撃のリズムを崩してしまっていた印象だ。 低調なプレーでロベルト・デ・ゼルビ監督の中での序列を下げると、昨冬の移籍市場でシュトゥットガルトへ期限付き移籍することになった。しかし、新天地でも定位置を確保することができず、今夏保有元のブライトンに復帰した。 新たに就任したファビアン・ヒュルツェラー監督下においても、ダフードに対する評価は変わっていないように見受けられる。プレシーズンから開幕後の現在まで一度もベンチ入りしていない。彼がチーム内で6番目に高給取りであることも踏まえると、クラブの放出候補リストにダフードの名前が載っていても不思議ではないだろう。