三笘薫の稼ぎは? ブライトンの最新年俸ランキング1~10位。プレミアリーグの曲者における高給取りとは
FW:ダニー・ウェルベック(元イングランド代表)
生年月日:1990年11月26日 今季リーグ戦成績:2試合2ゴール1アシスト 推定年俸:366万ユーロ(約5.8億円) 栄えある年俸ランキングトップ3入りを果たしたのは、FWダニー・ウェルベックだ。彼は今年5月にクラブと2026年までの新契約を結び、その推定年俸は366万ユーロ(約5.8億円)となっている。 33歳のイングランド代表FWはマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルとエリート街道を歩んできたが、そのサッカーキャリアの多くで怪我に苦しめられてきた。データサイト『transfermarkt』の記録を参照すると、アーセナル時代だけでも6度の負傷による長期離脱を経験している。18/19シーズン限りでアーセナルとの契約が満了したこと受けて、19/20シーズンはワトフォードへ。しかし、ここでも怪我によって十分な活躍を残すことが出来ず、わずか1年でブライトンへ移籍する運びとなった。 2020年にブライトンに加入してからも何度か負傷離脱を繰り返しているが、アーセナル時代ほどではない。現在は恵まれたフィジカルを活かしたポストプレーや絶妙なラインブレイクでゴールに迫るだけではなく、中盤に降りてチャンスメイク役に回るプレーも随所で見られ、バランスのとれたフォワードへと進化したように感じる。 先日開幕した今季は、FWエヴァン・ファーガソンが欠場中ということもあって2試合連続で先発出場を果たしている。ウェルベックは期待に応える素晴らしいパフォーマンスを披露し、早くも2ゴール1アシストをマーク。データサイト『Sofa Score』の機械採点ではどちらの試合においても全選手の中で最高評価を獲得しており、スタートダッシュは完璧だ。
DF:ルイス・ダンク(イングランド代表)
生年月日:1991年11月21日 今季リーグ戦成績:2試合0ゴール0アシスト 推定年俸:488万ユーロ(約7.8億円) プロキャリアのほぼすべてをブライトンで過ごしてきた男が2位にランクインした。 DFルイス・ダンクはブライトンの下部組織で育ち、2010年にトップチームに正式昇格を果たした。そこから現在に至るまで、ブリストル・シティに期限付き移籍していた期間を除き、12シーズンに渡ってシーガルス(ブライトンの愛称)に在籍している。 クラブを3部時代から知るダンクの推定年俸は488万ユーロ(約7.8億円)。彼はチームトップタイの高給取りではあるが、その在籍期間・貢献度を考えると妥当な金額だと言える。 32歳のイングランド代表DFの魅力は、強さの中に柔らかさ、繊細さが共存している点にある。屈強な体格からは想像できないほど正確なロングフィードを繰り出し、その右足で局面を一気に打開できる。昨季のブライトンはロベルト・デ・ゼルビ監督のもとで後方からのビルドアップを徹底していたが、リスクを冒したパスワークの中でもダンクは安定感のあるプレーで活躍。その平均パス成功率は92%(データサイト『Sofa Score』参照)を記録した。決して派手さはないが、現在のブライトンで攻守の軸を担う最も重要な選手だと言えるのではないか。 今季も大黒柱としての役割は変わらず、ダンクは開幕から2試合連続で先発出場中だ。第2節マンチェスターユナイテッド戦(2-1)では、ジョアン・ペドロの決勝弾に歓喜するがあまり足をつるというアクシデントに見舞われ、主役であるはずのペドロを脇役に追いやった。