三笘薫の稼ぎは? ブライトンの最新年俸ランキング1~10位。プレミアリーグの曲者における高給取りとは
DF:アダム・ウェブスター(イングランド)
生年月日:1995年1月4日 今季リーグ戦成績:1試合0ゴール0アシスト 推定年俸:335万ユーロ(約5.3億円) ランキングトップ5入りを果たしたのはDFアダム・ウェブスターだ。現在29歳のイングランド人は、2019年夏に当時のクラブ史上最高額となる2200万ユーロ(約35.2億円)でブライトンに加入した。 ウェブスターと言えば、空中戦の強さが真っ先に思い浮かぶ。同選手は身長191cmの恵まれた体格を有しており、データサイト『Sofa Score』上では現在トップチームに在籍するディフェンダーの中で最も身長が高い。DFルイス・ダンクほどビルドアップ能力が高いわけではないが、ことエアバトルにおいてはウェブスターよりも強いセンターバック(CB)はチームに存在しないといっても過言ではない。 負傷離脱期間を除いてこれまでコンスタントに出場機会を得ていたウェブスターだったが、昨季は右CBのポジションをDFヤン・ポール・ファン・ヘッケに奪われてしまった。前者はリーグ戦15試合に出場、後者がリーグ戦28試合に出場した点からも分かる通り、ファン・ヘッケがファーストチョイスの座を確固たるものにしつつある。それは監督がファビアン・ヒュルツェラーに代わった今季も同様であり、いまのところ先発出場は無い。 しかし、この監督交代はウェブスターに今後大きなメリットを与えるかもしれない。なぜなら開幕2試合を見る限り、ヒュルツェラー監督は前任のロベルト・デ・ゼルビほど後方からのビルドアップに固執していないからだ。現地メディア『Sussex World』はウェブスターがカラバオカップのクローリー・タウン戦で先発することが濃厚であると伝えており、これが彼にとって最初の大きなアピールチャンスとなるだろう。
MF:ジェームズ・ミルナー(元イングランド代表)
生年月日:1986年1月4日 今季リーグ戦成績:2試合0ゴール0アシスト 推定年俸:366万ユーロ(約5.8億円) プレミアリーグが誇る鉄人が4位にランクインした。 マンチェスター・シティ、リバプールなどで活躍してきたMFジェームズ・ミルナーは、昨季ブライトンに加入した。クラブは単年契約を結び、今年5月に付随していた1年間の契約延長オプションを行使。同契約によるミルナーの推定年俸は366万ユーロ(約5.8億円)となっている。 今年で38歳となったベテランMFは、真のプロフェッショナルとは何かを常に体現してきた。特に若い選手たちが多数在籍するブライトンでは絶大な影響力を放っており、試合中はずっと声を出し続け熱くチームを鼓舞。自慢のスタミナには徐々に陰りが見えているが、それでも重宝される理由は彼のパーソナリティの部分にあるのだろう。 新たに就任したファビアン・ヒュルツェラー監督もミルナーへの信頼を隠さない。同選手よりも7つ年下の指揮官が「(出会った)最初の瞬間から、彼がリーダーであり、成功したキャリアを積んできた理由が分かった」と語り、続けて「彼はトレーニングの準備や再生において模範的な存在だ」と話したことを『BBC Sports』が伝えている。ランニングを始める前に選手たちが整列していない様子を見かけると、ミルナーは大きな声で注意をするようだ。 先日開幕した今季は、第1節エバートン戦で早速先発出場。これにより、ミルナーはプレミアリーグ史上唯一23シーズン連続出場を果たした選手になったという。いぶし銀のファイターは今季どれくらい出場試合数を伸ばすだろうか。