【レポート】2024年鈴鹿8耐は最終周まで白熱のバトルが展開!Team HRCが最多の220周で3連覇、SSTでは海外経験活きたTONEが2019年以来の勝利【EWC2024】
7月21日(日)のFIM世界耐久選手権(EWC)第3戦「鈴鹿8時間耐久ロードレース」。今年は上位勢の1周タイムが拮抗しており、予選も決勝も予想できない展開となり、SSTクラスは転倒も相次ぎ優勝候補が脱落する場面もあった。そんななかTeam HRC with Japan Postがレースを制して3連勝を達成、ホンダでは30勝目の記録を残した。日本チームも強さを見せた2024年シーズンのEWC第3戦での出来事やレース内容をレポートしたい。 白熱の2024年鈴鹿8耐!写真で見る各チームはコチラから(10枚)
予選からまさかの展開でYART - YAMAHA最速、SSTクラスはTERAMOTO@J-TRIP Racingがポールポジション
19日の予選1回目と2回目で強さを見せたのはフル参戦チームのYART - YAMAHAだった。2分05秒222を記録してまずは暫定ポールを獲得した。暫定2番手は2分05秒776のDUCATI Team KAGAYAMA、暫定3番手は2分06秒032のTeam HRC with Japan Postだった。 翌20日のトップ10トライアルで上位10チームのグリッドが決まるが、トップ3は変わらなかった。YART - YAMAHAのマービン・フリッツが2分05秒130を記録してポールポジションを獲得、フリッツが速いタイムを出したことからカレル・ハニカも気合を入れてアタックをして、セクター1を最速で通過したがNIPPOコーナーでクラッシュしてしまった。 さらに、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMのマーカス・ライターベルガーが2分05秒971を記録して4番手まで上げたサプライズも。Yoshimura SERT Motulは5番手、SDG Team HARC-PRO. Hondaが6番手と予選の暫定順位から入れ替わっている。 SSTクラスのグリッドは予選1回目と2回目で決定。2分08秒272を記録して17番手となったTERAMOTO@J-TRIP RacingがSSTクラスのポジションを獲得。Team Étoileが17番手(SSTクラス2番手)、Taira Promote Racingが21番手(SSTクラス3番手)だった。
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