富永啓生がGリーグ主催のエキシビションマッチで2戦連続3ポイントシュートを成功、NBA入りへまずまずのアピール
相手の警戒が高まる中、持ち味を発揮
今年で3回目となるGリーグ主催のエキシビションマッチ『NBA Gリーグ・フォール・インビテーショナル』でNBA Gリーグ・ユナイテッドvsメガ・バスケット(セルビア)の第2戦が行われた。 アジア人選手としてGリーグ・ユナイテッドに初選出された富永啓生は第1戦に続き、第2クォーターからコートに立った。パス&ゴーで相手の注意を引き付け、いきなり味方の3ポイントシュートをお膳立てすると、アシストにはならなかったもののピック&ロールからゴール下のイージーシュートを演出と、3ポイントシュートを警戒する相手の心理の裏を突いてパスで魅せる。ただ、守備ではビッグマンとのミスマッチを突かれてしまう。チームの戦術のためではあるが、ダブルチームからディフェンス不利な状況を招く場面が多々あり、4分弱で富永はベンチに退くことに。 試合は序盤からGリーグ・ユナイテッドがディフェンスの強度で上回り、ターンオーバーからを得点に繋げ、速攻を何本も繰り出すなど、前半で27点もの大量リードを奪った。78-51で迎えた最終クォーターに再びコートに立った富永は、開始2分に味方のキックアウトからコーナースリーを射抜き初得点を記録。その後、味方のブロックショットから放ったトランジションスリーは外れ、ペイントエリアでのフローターも決め切れなかったが、終盤にはドライブからシュートファウルを誘発し、フリースローを確実に2本とも成功させた。それでも、この日はフリーでもパスがもらえず、富永へのパスがスティールされる場面もあるなど、ボールに触れる機会が少なく、5得点に留まった。 試合は99-66でGリーグ・ユナイテッドで勝利し、2連勝でエキシビジョンマッチを終えた。富永は第1戦で3本の3ポイントシュートを含む14得点を挙げ、第2戦も持ち味の長距離砲を成功させたが、第1戦のようなインパクトを残すことはできなかった。
バスケット・カウント編集部