【2023年の物販系BtoC-EC市場まとめ】市場規模は14.6兆円、EC化率は9.38%。スマホ経由は8.6兆円、スマホ比率は約59%に
ECを取り巻くセキュリティ分野についても言及。クレジットカード不正による被害額は、2022年は436.7億円(一般社団法人日本クレジット協会調査)と過去最高だった。2023年も9月までの累計被害額は既に401.9億円となり、通年で過去最大の不正利用被害額を更新する可能性が高い。こうしたことが消費者側の懸念につながっていると指摘した。
報告書では、業界側の取り組みとして日本クレジット協会が中心となって設立された「クレジット取引セキュリティ対策協議会」が2020年に「クレジットカード・セキュリティガイドライン」をとりまとめ、2023年3月には改訂版を発表していることに言及。ガイドラインには「クレジットカード情報保護対策分野」と「不正利用対策分野に関する対策」が記載され、加盟店・クレジットカード会社・国際ブランド・行政業界団体といった主体別の具体的な対策を策定するなど取り組みが進んでいることに触れている。