昨夏にマンU退団以来、フリーが続く

前マンU正GKデ・ヘア（中央）。来季はどこかのクラブでプレーするのか。(C)Getty Images

　無所属となり、丸１年が経とうとしているが、ダビド・デ・ヘアのキレは健在だ。 　33歳の元スペイン代表GKは、2011年にアトレティコ・マドリーから、マンチェスター・ユナイテッドに加入。それ以来、昨夏に契約満了で退団するまで正守護神として君臨し続け、公式戦通算545試合に出場した。 【動画】本当に丸１年無所属？今すぐにでも試合に出場できそうなデ・ヘア 　実績十分なだけに、新天地はすんなり決まると思われた。ただ――。英紙『Mirror』によれば、アル・ナスルからの週給50万ポンド（約9400万円）の高額オファーは、「妻がサウジ行きに乗り気ではない」ことを理由に拒否。そのほか、インテル・マイアミなどからの関心報道もあったが、移籍は実現せず。１人で１シーズンを過ごす羽目になってしまった。 　それでもセービング能力や情熱は衰えていない。デ・ヘアは５月16日、自身のSNSで「Loading...」と綴り、練習動画を公開。そこにはゴール右隅に放たれたシュートに、身体をいっぱいに伸ばした横っ飛びで反応し、左手の先でかきだす姿があった。 　この投稿はたちまち話題に。迫力抜群のスーパーセーブに称賛の声が次々と寄せられている。 「これだけの才能があって、なぜ１年間も仕事がないんだ？」 「１年もフリーなんてサッカー界にとって真の罪」 「シーズン中ずっと無職だなんて狂気だ」 「早くピッチに戻ってきますように。ついでに代理人も変わりますように」 「またプレーする姿を見るのが待ちきれないよ」 「エミ・マルティネスの最高の競争相手になる」 「どこに向かってローディング？」 「来シーズン、デ・ヘアはどこで見れる？」 　動画の圧倒的な再生回数、コメントとリポストの多さからも関心の高さが窺える。不屈の守護神は果たして、どこに向かうのだろうか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部