横浜FMのキューウェル監督が苦言…納得いかない判定に「どうなっているのかが正直分からないです」
横浜F・マリノスのハリー・キューウェル監督が、試合後のフラッシュインタビューに応じた。 【動画】鈴木、濃野、関川弾で横浜FM撃破! 横浜FMは1日、明治安田J1リーグ第17節で鹿島アントラーズと国立競技場で対戦。試合はアンデルソン・ロペスのゴールで先制に成功するも、後半に3失点を喫して逆転を許した。後半アディショナルタイムには植中朝日のゴールで1点差に詰め寄ったが、2-3で3試合ぶり黒星を喫した。 試合後、キューウェル監督は「残念な気持ちです。自分たちは小さい時からこの大好きなスポーツに携わってきています。その中でやはりジャッジの部分で、今日もいろいろあったかなと思います」と吐露した。 「特に1点目(失点)では手に当たったというところで、どの世界を見ても手に当たればハンドの判定をとられると思うが、そこをとられなかった」 キューウェル監督は56分の場面、鈴木優磨のスローインを受けた知念慶がハンドをしていたとしてアピール。その後、プレーが続行すると、チームはクロスの流れから鈴木にゴールを許した。また、指揮官は試合終了間際の加藤聖のロングスローの場面で、鹿島の選手がサイドライン際でジャンプをしたことに対して咎めることがなかったことに対しても苦言を呈した。 「最後のスローインのところでは相手が目の前に来て相手がジャンプをした。そういったところを何も取られない。そういう部分はどうなんですか、と問いたいと思います」 納得のいかないジャッジに対して、キューウェル監督は試合後も怒りをあらわに。すると、同監督は主審からイエローカードが提示された。「試合が終わった後の問いかけには抗議だと言われ、自分は警告を受けました。どうなっているのかが正直分からないです。自分はこのJリーグはいろいろな監督が創造性を膨らませてJリーグに対して、うまくやろうとしている中で、高いレベルのリーグだなと本当に思っています」 「それなのに他の部分で残念な気持ちになるところが多いので、そういったところで私も試合が終わった後に感情的になりますし、言わなければいけないことは言わないといけないと思っています」 その後も試合内容について問われた指揮官は「マリノスは最高のクラブですし、一生懸命自分たちがやろうとしているサッカーを見せ続けているなと思っています。鹿島相手に対しても良い部分は多かったですし、何かが起きたという訳ではないです。何が起きたかというと、自分たちが実際に戦わないといけないのは相手チームです。それ以上に他の部分が重なって、違う部分に目を向けなくてはいけなくなってしまった」と口にし、以下のように続けた。 「そういったところは本当に混乱を招いてしまっているというのが正直にあります。その中で自分たちも最高のサッカーをしたい。そして、鹿島も最高のサッカーをしたい。両チームともに勝利を目指して臨んだと思います」 「お互いがぶつかり合い戦う、そういうところだと思いますし、自分たちがやってきていることは間違いでもなんでもないですし、とにかく自分たちが目指すもの、そういうところをしっかりと良い準備をして、どのチームも自分たちに対して、負かせてやろうと思っていると思います」 「どんどん立ち向かっていきたいですし、自分たちも受けて立ってやろうというという思いであります。なので、しっかりと良い準備をして次に向かいたいと思います」