ルーキーでDFながら今季5ゴール目! 躍動する鹿島の濃野公人「自分の色を出せる試合が増えている。成長して替えの利かない選手に」
鹿島アントラーズの濃野公人が、試合後のフラッシュインタビューに応じた。 鹿島は1日、明治安田J1リーグで横浜F・マリノスと国立競技場で対戦。3連勝と好調を維持し、首位を追走する2位の鹿島は、横浜FMに先制を許したものの、後半に巻き返し。57分に鈴木優磨のゴールで同点に追いつくと、74分にはボックス右でパスを受けた濃野が右足を振り抜いて逆転ゴールを奪取した。その後、関川郁万のゴールで勝利を大きく手繰り寄せた鹿島は、後半アディショナルタイムに失点し、1点差に詰め寄られるも、3-2で逃げ切りに成功。4連勝含む8試合無敗を継続している。 【動画】濃野の豪快な一撃! また、同時刻に行われたFC町田ゼルビアvsアルビレックス新潟では、首位の町田が1-3で敗戦。この結果、鹿島は未だ2位ではあるものの、首位チームと勝ち点で並んだ。 試合後、チームの2点目を奪った濃野は「試合が始まる前から得点を狙っていたので、それがチームの勝利につながる得点になって嬉しいです」と自身のゴールに歓喜した。 また、ゴールシーンについては「カウンターの形から名古(新太郎)くんが僕のスペースを空ける動き出しをしてくれて、僕の前に大きなスペースができたので、思い切り上がったら良いボールをくれました。あとは思い切り蹴ったら入ったので良かったです」と回想。指揮官のランコ・ポポヴィッチ監督からは「前のスペースを見つけたらどんどん前に出ていくように」という指示を受けていたことを明かし、「たくさん上がれば1本は来るかなという気持ちでずっと上がっていたので、それが実って良かったです」と喜びを口にした。 ルーキーの濃野はこれでDFながら5ゴール目。1年目からJ1の舞台で躍動する22歳は「試合を重ねるごとに自分の色を出せる試合が増えている」と手応えを示すと共に、「まだ自分には足りない物だらけでもっともっと成長していかないといけないなという思いもある」と語る。今後に向けて「これからもどんどん成長して、替えの利かない選手になれるように頑張りたいです」と更なる成長へ意気込んだ。