最大の暴落は? 日本人選手、市場価値ダウン額ランキング2位。一体なぜ? 1.4億円ダウンの若きCB
年齢や実績など様々な要素によって算出される市場価値は、その時期の活躍によって大きく左右されることもある。23/24シーズンも終盤に差し掛かった現在、その市場価値を大きく下げてしまった日本人選手は誰なのか。データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値下落額ランキングを紹介する。※市場価値や成績等の情報は3月10日時点の『transfermarkt』を参照。2023年7月1日と現在の市場価格を比較。下落額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。
2位:瀬古歩夢(グラスホッパー/スイス) 生年月日:2000年6月7日 市場価値の変動:300万ユーロ(約4.2億円)→200万ユーロ(約2.8億円) 市場価値の減少額:100万ユーロ(約1.4億円/-33.3 %) 22/23リーグ戦成績:31試合0ゴール1アシスト セレッソ大阪でプレーしていたDF瀬古歩夢は、2022年1月にスイスのグラスホッパーへ移籍。左右両方のセンターバックで起用可能な同選手が主力に定着するのに、それほど時間はかからなかった。レギュラーの座を掴み、スイスではここまで公式戦74試合に出場中だ。 キック精度に定評がある瀬古は、CBだけでなく中盤でプレーすることもできる。これまでもC大阪や日本代表でMFとしてプレーした経験はあったが、今年に入ってからクラブでのMF起用が増加。2ボランチの1角を担う試合やアンカーとして出場する試合が多くなり、CBレベルのディフェンス面だけでなく、MF顔負けの攻撃への貢献を見せている。 成長著しい一方で、その市場価値は100万ユーロ(約1.4億円)ダウンとなった。昨年6月の『transfermarkt』更新で市場価値が急上昇したため、落差が大きくなってしまった印象だ。それでも瀬古のチームへの貢献と最近のパフォーマンスを考えれば、全く悲観することはないだろう。現在23歳と若いため、市場価値の“伸びしろ”は十分過ぎるほどある。
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