狭い「大型車通行不能区間」にトンネル完成! 飛騨の“難所”にバイパス16日開通 高山線と東海北陸道の“中間”をゆく
国道257号の「酷道」じゃない区間、改良!
岐阜県が下呂市馬瀬(旧馬瀬村)で建設を進めてきた国道257号の「川上2期バイパス」「黒石3工区」が、2024年11月16日に開通します。 【結構使える路線…】トンネル開通の国道257号「激セマ区間」の位置を見る(地図/写真) このうち川上2期バイパスは、道が狭くなる馬瀬川沿いの大型車通行不能区間を、長さ1215mの川上岳見トンネルでバイパスします。 国道257号は浜松市から岐阜県中津川市、下呂市を経て高山市までを南北に貫く国道です。今回の区間は、JR高山本線沿いの主要国道である国道41号と、東海北陸道の間を貫くようなルートの一部で、県道73号「せせらぎ街道」とともに、国道41号や東海北陸道の迂回路として第二次緊急輸送道路に指定されています。 ただ、国道257号の高山市清見町から、東海北陸道沿いの同市荘川町までは「車両通行不能区間」があります。そのため257号は“酷道”の文脈で紹介されることもありますが、今回のバイパス区間はおおむね快走路となっています。 下呂市は「この開通により、大型車通行不能区間が解消され、下呂市と高山市および郡上市を結ぶ円滑な交通が確保されます」としています。
乗りものニュース編集部