博士後期学生に最大160万円、名古屋工大が研究支援制度を新設する狙い
名古屋工業大学は博士後期課程の学生を対象にした独自の経済的支援制度「全力サポートプラン」を2025年度に新設する。日本学術振興会の特別研究員(DC)制度と連動して運用し、DCに採用されると年間160万円を支援する。名古屋工大で「特定助手」という称号も付与し、研究者としてのステータスを確立する。 DC不採用者でも、一定以上の結果を得た学生には同40万―80万円を支援する。希望する学生には申請書の書き方などのアドバイスを行う。博士後期課程への進学意欲を高める施策の一つと位置付けており、柿本健一理事・副学長は「自由で挑戦的な研究活動に専念できる環境を整備していく」とした。