ほかの応募者と差をつける。「採用担当者」に好印象をあたえるスマートなアピール方法
メッセージの最初の行を目立たせる
InMail(LinkedIn版のDM)を送るにしても、つながりリクエストにメモを添えるにしても、受け取る側は常に、開封するかどうかを選ぶ前にメッセージの最初の数語をプレビューで見ることになります。 採用担当者が受け取るメッセージのほとんどは、おそらくほとんど同じようなものでしょう。 「掲載された職務に関心があります」「Xと申します。Yをしています」「お世話になっております」など、前置きとなる一般的で曖昧な内容です。 いきなり「仕事をください」と単刀直入に書くべきではないにせよ、それでも自分のメモを他の大半のメッセージとは違ったものにして最初のプレビューで採用担当者の注意を引く方法はあります。 数秒かけて相手のプロフィールを見てわかったことを活かして興味を引くのです。 メッセージの冒頭として選択肢を数例挙げると以下の通りです。 (共通の友達や同窓会ネットワーク)を介して繋がっています こんにちは、(共通の興味)仲間ですね (プロフィールからの具体的な内容)を拝見しました お互い(共通の興味・事柄)のようですね このようなメッセージを送る際には、それでも必ず真剣かつ自分らしくしましょう。自分が本当に興味のあることや共感できることに焦点を絞る必要があります。 また、誰かに連絡を取る時は「超一流」で「大人」な振る舞いが必要だと感じることもあるかもしれませんが、誰かが不誠実な態度を取っていることがわかる時には明らかで不快なものです。 初対面の相手に「ハンター大学に通っていらしたのですね!」とフランクな言い方をするよりも、「ハンター大学で講師を務めていらしたのですね。私も教育関係の経歴があり、これまでのご経験についてお聞きしたいと思いご連絡しました」と言うほうが、はるかに効果的でしょう。
採用担当者「じゃない人」に連絡を取る
採用担当者は、つねに求職者が連絡を取る主な人物です。 一般に、採用担当者は採用プロセスに深く関わっており、求人広告に掲載されていたり簡単に検索できたりするため、採用担当者を特定するのはそれほど難しくありません。 そのせいで、採用担当者の受信箱は定期的にあふれかえり、すべてのメッセージを読むのは難しい、あるいは不可能な場合があります。 連絡をとれる人物の「推薦」を狙う 「採用担当者じゃない人」とは、その会社で採用担当者ではないほかの人物(経営幹部職でもない人)を意図しています。 採用担当者は毎日大量のメッセージを受信していますが、採用担当者以外の人は普通、メッセージはほとんど、あるいはまったく受け取っていません。 つまり、採用担当者以外の人が受け取る連絡のほうがずっと重みを持ち、はるかに大きな注目を集めるのです。 採用担当者じゃない人は採用決定に影響を与えることはできないでしょうが、同じくらい優れた手段の「推薦」を与えてくれます。そして、その推薦は関係者全員にメリットがあります。 推薦はみんなにとってメリットがある 採用担当者は、推薦された人のほうが社員や会社に関心を持っていて質が高く、採用に至りやすいのです。採用担当者じゃない人は、推薦した人が採用された場合、通常何らかのボーナスが得られます。 推薦される側は、採用担当者の目に触れる選抜候補者となることができ、少なくとも電話面接を受けられるからです。 採用担当者以外の人に連絡を取る場合も、こうしたコツを活用するべきです。見ず知らずの人から「推薦してくれませんか」とだけ書かれたメッセージを好む人はいないでしょう。 しかし、もし共通点を見つけて相手の好意を得ることができれば、魅力ある新しい友人を得るとともに、仕事への早道となる可能性があります。 ──2023年5月11日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 訳:白井樹(OCiETe) Source: TechCrunch
ライフハッカー・ジャパン編集部