元谷友貴、“寝技地獄”で秋元強真に圧勝！

RIZIN FIGHTING FEDERATION RIZIN DECADE 『RIZIN.49』 2024年12月31日（火）さいたまスーパーアリーナ ▼第10試合　バンタム級王座次期挑戦者決定戦　RIZIN MMAルール：5分 3R（61.0kg） 〇元谷友貴（アメリカン・トップチーム） 判定3-0 ●秋元強真（JAPAN TOP TEAM） 【フォト】秋元の打撃に元谷はタックル、そして寝技地獄へ！ 　元谷は、元DEEP2階級王者で、現在はアメリカントップチームで、堀口恭司らとともにアメリカで修行を続けている。前戦は今年9月の『RIZIN.48』で五輪レスリング銀メダリスト太田忍と再戦、一本勝ちで返り討ちに。ベルト挑戦をアピールしていた。 　対する秋元は、朝倉未来、海に憧れJTTに所属。22年プロデビューし、DEEP等でキャリアを積み、無敗で勝ち上がる。今年9月はバンタム級で金太郎にTKO勝利。11月はフェザー級戦で鈴木博昭から判定勝ちを奪い、7戦無敗とした。 　1R、秋元がサウスポーで圧をかけ、左ロー。元谷は左右フックからテイクダウンに成功、バックを狙う。秋元は立ち上がり、ロープ際で正対。それでも元谷は組み付き、こかせるとトップキープ。秋元はハーフガードからガードポジションへ戻すが、元谷は左パウンドを出しつつ、圧をかける。下になった秋元に対し、元谷はギロチンチョーク、ローリングした秋元に再度極めにかかる。 　2R、秋元はプレッシャーをかけるが、元谷は左右フックから、徹底して組みの展開へ。コーナー際から崩して、シングルバッグへ移行する元谷。立ち上がる秋元はコーナーまで移動するが、元谷は執拗に組み付き、バックマウントやバックを狙い。元谷は、四の字ロックからリアネイキッドチョークの体勢へ。パウンドでコツコツ圧をかける元谷は冷静にチョーク狙い。元谷が主導権をキープ。 　3R、秋元は頭を下げた元谷に左ヒザ蹴りをボディへ。秋元は勢い良く左ストレート、ヒザ蹴りのカウンター、ボディ打ちもヒットさせる。元谷はタックルを仕掛け、秋元はコーナー際からテイクダウンディフェンス。元谷が引き込むと、2Rと同じように四の字ロック、バックへ。何とか返して打撃で攻めたい秋元だが、元谷はしっかりバックキープ。秋元は何度も起き上がろうとするが、元谷は四の字ロックは離さず、バックチョーク狙い、さらにはパウンド連打で圧倒した。 　ジャッジは3者とも元谷を支持、無敗の超新星に初黒星を付けた。元谷は、現王者・井上直樹のベルトへの挑戦権を獲得した。 　マイクを持った元谷は「しょぼい試合してしまって、本当に強くて、18歳でこんな大きな物を背負って、ああいう試合して凄いなと。秋元選手にとっては、成長するきっかけになってくれればいい。タイトルマッチですか、次は。井上選手、こんな試合で元谷じゃ物足りないと思われるかもしれないけど、お願いします。やりましょう」とアピール。 　解説していた、井上直樹もリングに上がって対戦を承諾。同じくリングインした榊原信行CEOは、3月30日（日）香川県のあなぶきアリーナ香川で開催される『RIZIN.50』でのタイトル戦をその場で発表した。