動線を変えるだけでOK!共働き家庭の家事効率を爆上げするキッチン収納術
● 同じ種類のものだからと言って 同じ場所に収納する必要はない 「部屋のゾーニング」ができたら、次は中に何を入れるか「収納スペースのゾーニング」を考えていきます。 キッチン本体であれば動作・動線を考慮するのはもちろんのこと、使用目的を意識してシンク下やコンロ下などに何を入れるかを考えていきます。シンクの下には水を入れて使うお鍋、ボールやザルなどの調理器具や、洗剤、排水口ネット、ストックバックなどの消耗品。コンロ下にはフライパンなどの調理器具、調味料などを入れると使いやすくなります。 「収納スペースのゾーニング」でポイントになるのは、毎日のように使うもの、または毎日のように家の中に持ち込まれるものは、使う場所や溜まる場所の近くに収納場所を確保することです。 水切りカゴの中にいつもある食器や、作業台の上に並んでいるもの…水筒や洗ったあとのペットボトルなどを片づける場所が近くにあれば、元の場所に戻すのも苦ではなくなり、自然と動いてしまうものです。 出し入れしやすい場所は、土地で言うなら“価値の高い一等地”。そこには使用頻度が高いものだけを厳選して入れましょう。 5枚揃いのプレートの中でよく使うのが2枚なら、その2枚だけを一等地に入れ、残りの3枚は別の場所に置きましょう。使用頻度が高い食器だけを収納するようにすれば、毎回、その場所だけ開け閉めすれば準備も片づけもできるようになり、作業効率がアップするので一等地が有効に使えます。 〈キッチンを片づけてからでないと目的の作業が始められない〉〈いつも片づけから始まって、モチベーションが下がってしまっている〉のであれば、家族も巻き込みましょう。 「気持ちよく、すぐに作業を始められるようにしたいから、できるだけシンクや作業スペースは片づいた状態にしていたい」という要望を伝えるとともに、協力も要請した上でどこに収納されていたら片づけが楽になるのか「ベストな収納場所」を家族で考えてみてください。