動線を変えるだけでOK!共働き家庭の家事効率を爆上げするキッチン収納術
● キッチンと食器棚の配置で 使いやすさは様変わり! キッチン本体の他に食器棚や食品などをしまう収納庫などが置かれている家庭が多いと思いますが、その中でもキッチンと食器棚の配置はどうなっていますか? 私が整理収納のコンサルティングに伺うと、キッチンスペースに食器棚が収まりきれずダイニングスペースに食器棚が置いてあったり、吊戸棚やシンク下に食器を収納していたりするケースに出合います。 食器棚がシンクから遠いと洗った後の食器を片づけるのが大変になるため、食洗器に入れっぱなし、水切りカゴに置きっぱなしになりがち。いつも作業台が片づかないため狭いスペースで常にモノを避けたり移動させたりしながら調理や配膳をすることになります。これでは作業効率が下がってしまいます。 食器棚はキッチンの背面などシンクから近い場所に配置できるよう、今のスペースに合わせて思い切って棚を買い替えるか、出し入れしやすい場所に食器を入れるスペースを確保できないか検討してみてください。 洗い終わった食器は「シンクの前から一歩も動かずに、または数歩移動するだけでしまえる場所」に収納すれば、自分だけなく家族もさっと片づけられます。飲み物を飲んだり、食事の準備をするために出す時も少ない動作でできるようになります。 サイズが合わないけれど思い入れのある食器棚や、この先も引越しを予定しているような場合は、食器棚の買い替えに躊躇することもあるでしょう。その場合は手放すのではなく、別の部屋で別の用途で使うのもありです。 実際、お客様の家では、引越し先に作り付けの食器棚があったため、もともと使っていた食器棚は別の部屋でパントリーのように使うご提案をして、採用していただきました。 収納容量がネックになることもあるでしょう。 キッチン本体の収納に食器を収納する場合、全てを入れるのはスペース的に難しいケースもあるはずです。その場合は、普段の食事の際の「使用頻度が高い食器」だけを厳選して入れることをおすすめします。