アシックスがワンオクTakaと共同開発、ライブ時の安定性を追求したシューズを発売
アシックスのスポーツスタイルカテゴリー「アシックス スポーツスタイル(ASICS SportStyle)」が、ロックバンドのワンオクロック(ONE OK ROCK)のTakaと共同開発したシューズ「アシックスワン(ASICS-ONE)」を9月27日に発売する。アシックス原宿フラッグシップ、アシックス公式オンラインストア、一部セレクトショップで取り扱う。 【画像】アッパーのデザイン
同アイテムは、「体全体を使って最高の歌声を響かせられるシューズを作ろう」をテーマに掲げ、Takaがライブ中に激しく動いても最高のパフォーマンスを発揮できるよう、安定性を追求。Takaがアシックススポーツ工学研究所に出向き、同研究所でTakaの歌唱や走行、ジャンプ動作を詳細に分析して要求機能を抽出した。ライブでの安定感を支える構造と、Takaのイメージするシンプルでありながら機能的な造形を実現するため、アルゴリズミックデザイン手法を用いて様々な形状を検証しながら、ヒューマンセントリックな機能を取り入れたという。 アッパーはソフトで軽量のメッシュ素材を採用し、炎模様の合成樹脂で補強。ソールは波形状にすることで柔軟性を高め、さまざまな動きに対して優れた安定性を維持できるよう設計した。かかと部分には素早くスムーズに履くためのパーツを付け、甲の部分には同社のアーカイヴシューズから着想を得て、縦に大きく2分割した構造にファスナーを施すことで着脱しやすいデザインに仕上げた。サイズは0.5cm刻みで22.5~29cm、30cm、31cmまでを用意する。メーカー希望小売価格は2万9700円。 開発には5年半の歳月を費やしたという。Takaは「既存のモデルをカスタマイズするのではなく、ゼロから1を作り出すプロジェクトにコラボレーションの意味を感じていた」とし、「自分が全面に出て発信するのではなく、自然と人が集まってくるようなものを目指したかった」という考えからロゴは押し出さないデザインに仕上げた。履き心地については、「ステージで映えるかっこよさがあって、持ってみたら軽くて、履いてみたら紐がないのにしっかりとサポートしてくれる」と評価している。