カトマンズで大規模洪水発生 土砂崩れによる死者100人超
カトマンズ、ネパール、9月30日 (AP) ― 先週から降り続く大雨でネパールの首都カトマンズでは、大規模な洪水と盆地の各所で発生した土砂崩れによる死者が100人を超え、数十人が安否不明になっている。 ネパール政府は全土に洪水警報を発出して、警戒を呼び掛けている。 9月27日に降り出した雨は、週明けにも降り続くと予想されていたが、29日になって晴れ間がみたことで、行方不明者の捜索や救助活動が一斉に開始された。 当局は、夜間幹線道路でのバスの運行を禁止し、乗用車の運転を控えるよう市民に呼び掛けている。 カトマンズ近郊の幹線道路で土砂崩れに巻き込まれたとみられる2台のバスから、14人の遺体を収容した。同じ場所に少なくともバスがもう1台と数台の車両が埋まっており、救助隊が掘り出し作業を続けているが、難航している。 カトマンズは、3本の幹線道路がいずれも土砂崩れで寸断されたため孤立、首都だけで34人が死亡した。 政府はネパール全土の小学校から大学まで、向こう3日間休校とすると発表した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)