「年齢的に高望みできない」「年収も見た目も学歴も普通でいい」 30代彼女が望むお相手の“非現実味” 婚活が苦戦する理由が自分にある事を知らない
結婚相談所、婚活アプリなどのサービスを利用している人は、年々増えている。リクルートブライダル総研が行った『婚活実態調査2024』によると、2023年の婚姻者のうち、婚活サービスを利用していた人は32.3%にも上った。 しかし、婚活サービスを使って苦労なく結婚できる人もいれば、苦戦を強いられている人もいる。 仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けする連載。今回は、婚活に苦戦を強いられるのはどんな人たちなのか。その特徴をあげ、改善策を一緒に考えていきたい。 【表で見る】気付かずやっていませんか?「お見合いで避けるべき言動」5つ
■「普通でいい」の「普通」は普通か? みよこ(37歳、仮名)は、「年齢的にも高望みできないのはわかっているし、年収も見た目も学歴も普通でいいんです」と言う。 しかし、申し込まれたお見合いの男性のプロフィールを見ると、「私が169センチあるので、身長はやっぱり170センチはほしい」。年収も「私が今600万円なので、できれば同等かそれ以上がいいです。ただ、何も1000万円とかは求めていません」。 そして、身長が170センチ以上で、年収が650万円の男性が申し込みをかけてくれば、「年齢が10歳も離れていますよね。ちょっと離れすぎです」と、お見合いを受けない。
「普通の人でいい」といいながらも、すべてに“普通”を求めたら、普通の3乗で、それは普通ではなくなっている。さらに、「とにかく大事なのは、清潔感です」という条件も付け加えているので、ますますお相手選びが厳しくなる。 自分では意識していないのだが、理想はかなり高くなっているのだ。 こうしたタイプは、相手が自分の掲げる“普通”を1つ満たしてみたら、会ってみたらどうだろうか。背が低くても、年収が自分よりも上、年収が多少低くても、同世代。歳が離れていたとしても、年収も身長も希望通り――。すべてに“普通”を望まないことで、良縁を呼び込める。