「年齢的に高望みできない」「年収も見た目も学歴も普通でいい」 30代彼女が望むお相手の“非現実味” 婚活が苦戦する理由が自分にある事を知らない
■婚活でも「マイルール」 次に、婚活で苦戦する人の特徴は、婚活において“自分のルール”を決めている人だ。 まみ(47歳、仮名)は、東京の隣の県に住んでいる。お見合いは、隣の県から近い都内の駅周辺と決めている。あるとき、自分から申し込んだお見合いが受諾された。そして、お相手から候補日が3つ送られてきて、お見合い場所に希望する地から遠い場所を指定された。 それを伝えると、「そこは遠すぎます。○○駅でお願いできませんか」と言う。お相手が指定してきた場所は、まみが希望する駅から25分程度電車に乗れば着くのだが、その25分が譲れない。
結婚相談所の場合、お見合いを受けた側に日程と場所を出せる優先権がある。そのことを伝えると、「相手に優先権があっても、それに応じられない場合は、こちらの要望も出してよいということになっていますよね」と頑なだった。 見合い場所を、自分の都合の良いところに寄せようとするのは、男性よりも女性に多い。そうしたタイプは、仮交際に入ったとしても自分中心の性格が随所で垣間見えるので、交際がなかなかうまくいかない。
また、お見合いを対面ではなく、“まずはオンラインで”と提案する人も、お相手にいい印象を与えない。 関東と関西、九州、北海道などの遠方ならいざ知らず、関東近県同士なのに、オンラインを提案してくるのは、“お見合いの場所に出ていく時間と行動するエネルギーを手抜きしている”と相手に取られるからだ。 加えて、結婚相談所の場合、お見合いのお茶代は男性が払うことになっているので、男性で最初からオンラインを希望してくる人は、「お茶代が惜しいから、まずはオンラインでふるいにかけるケチな人」という印象を相手に与えてしまう。
婚活をうまくいかせるためには、時間や行動力を出し惜しみしてはいけない。 自分ルールで進めるのではなく、相手を受け入れる気持ちを持って、相手のリクエストには合わせる気持ちを持つことが大切だ。また、この言動を取ることで、相手が自分のことをどう思うか、その想像力を持つことも忘れてはいけない。 ■過去を引きずりながらの婚活 しんいち(47歳、仮名)は、4年前に離婚をしたバツイチだ。 過去の結婚生活は、7年間だった。なぜ離婚になったかといえば、5つ年下の元妻が、会社の同僚と不倫をしたから。しんいちと元妻の間には子どもがいなかったのだが、元妻が不倫相手の子を妊娠した。そして、「別れてほしい」と切り出された。