めぐみさん拉致からまもなく47年 母・早紀江さん 「口で言いたくないくらい長い」 若い世代の思いは…
多くの人にとって、“生まれる前の出来事”の「拉致問題」。 政府は、“若い世代への啓発”のため「めぐみ」というアニメを制作しました。拉致問題を風化させまいと、学校や公民館などで上映会が行われています。 10日に、めぐみさんの弟、横田拓也さんらが行った講演会。そこには、子どもたちの姿もありました。 講演を聞いた人(島根・益田市 10日) 「私と年齢の近い女の子が、急に外国に連れて行かれて、つらい思いをしていることにびっくりしました」
12日夜、『news zero』は、拉致問題に関心を持つ、新潟市の高校1年生に話を聞きました。 拉致問題に関心を持つ高校1年生 藤田孝惇さん(16) 「出身の小中学校が、横田めぐみさんの母校」 「ご家族の皆さんは年々、会いたい気持ちは増していくと思うんですけど、長い年月がたつにつれて、日本全体の拉致問題の意識は、どうしても下がっていきがちな部分はあると思うので」 去年、拉致問題に関する中学生サミットに参加し、拉致被害者家族の話を直接聞き、その後、めぐみさんが拉致された現場にも足を運んだといいます。 拉致問題に関心を持つ高校1年生 藤田孝惇さん(16) 「現場から近い身として、何かしなきゃいけないなと」 拉致問題を知らない同級生にも知ってもらおうと、学校で話をしているという藤田さん。 拉致問題に関心を持つ高校1年生 藤田孝惇さん(16) 「まず拉致問題について知らなければ、何もしようとも思い始めないですし。まずは知るということが大事だと思います」 ◇ 横田早紀江さん(88)(12日午後) 「煙のように消えちゃって、40年もほっとかれるって、ご自身に起きた時にどう思うって、こっちが聞きたいくらいで。せっかくみんな命もらってるんだから、平和に生きていくためにお互いの国が話しあって、決着つけていかないとって、いつも思っています」 (11月12日放送『news zero』より)