子どもの学費を「無駄」「もったいない」と、切り捨てるモラハラ夫。パート主婦が、4人の子どもと「家を出る」と決めるまで
子供のために、と考えたことで離婚を決意できた
長男の大学進学に猛反対を続けている夫。Mさんは「子供たちの塾代、大学の授業料を払ってくれないなら離婚します。」と意を決して切り出しました。 夫は「公務員にしたいから大学に行かせたいって言うのはお前のエゴだ。そのために大学に行くのは無駄だ。」「離婚したってお前なんか誰にも必要とされていないんだ。仕事だって見つかるはずない。」「離婚したら子供との縁は切るからな」と大声で怒鳴り続けました。 『今まで夫が怖い、夫を怒らせてはいけないと思っていたのに、その時は付き物が取れたと言うのでしょうか? 夫の怒鳴り声がただの騒音にしか聞こえなくなっていました。不要なものを捨てると、新しいものが入ってくるといいますが本当にその通りでした。パート先に離婚の相談をすると、正社員雇用に変更をしてくれ、社宅まで用意してくださいました。翌週には子供達4人と家を出て、社宅に移り住み離婚への手続きを進めて行きました。』 つづき▶後編記事▶ モラハラを受け続けていたMさんがずっと離婚する決断ができずにいたのに、長男の進学問題がきっかけで決断をくだすことができました。これは4つの主な「モラハラの洗脳が解けるきっかけ」にあげられるうちの1つに、進学問題が該当したらです。ほかの3つにはどのようなものがあるのでしょうか。より詳しいお話を、麻野さんにお伺いします。
モラハラ/HSP専門カウンセラー 麻野祐香