子どもの学費を「無駄」「もったいない」と、切り捨てるモラハラ夫。パート主婦が、4人の子どもと「家を出る」と決めるまで
子供の学費を「無駄な出費」という夫
『夫に文句を言われないように、子供たちが欲しがるお菓子や自分の化粧品や洋服などは、自分の結婚前からの貯金でこっそり買う日々でした。夫の機嫌をとり、夫に怒られないように考え、子供達にも我慢をさせることが続いていましたが、離婚をしようという考えは起きなかったのです。パートのお金もあるし、自分が我慢すればいいと思っていたのでしょうね。』 ある日、長男の高校から進学か就職か決める書類の提出期限日が来ました。夫に提出書類内容を共有するために、「大学に進学をさせます。」とMさんが言うと、信じられない言葉の数々が返ってきました。 夫は「俺は金を出したいのに出せないんだ」「お前が行かせたいんだから自分で金を払え」「俺は金がないから子供は高卒でいい。」「大学なんて行かずにさっさと働いて、今まで育ててもらった分を家に入れさせろ。」と言い切ったのです。 『子供の幸せや未来を一切考えてないこの言葉で、私はこの人とはやっていけないと離婚を決めました。』 普通の親でしたら愛する子供の教育費を勿体無いと思うことはまずありません。親は子供の教育が子供達の将来を決めるために必要なことだと考えます。そして、親は子供の養育と教育に対して責任があります。 責任感がある一般的な親であれば、子供の教育のために与えられるチャンスや努力を惜しみません。子供への愛があれば、生活が厳しい状況でも子供の教育のために頑張っていこうという気持ちは持つものです。子供の幸福を最優先に考え、何とかして子供の為にできること、良い学校に進学できるように教育費を捻出しようと考えます。教育は子供の就職、幸せな生活の基盤となると考え、いくら経済的に厳しい状態であっても何とか捻出したいと願う物です。 経済的DVのモラハラ夫は、ただの自己中心的な考え方しかありません。今の自分にとってメリットがあるのか、今自分のお金が減る事が許せない、子供の将来のためにかけるお金を「もったいない」「無駄」としか考えられないのです。