「救急車が出れないです!」1秒が命に関わる「緊急車両」を妨害しないで!「停止禁止部分」「緊急車接近時」のルール知っていますか?
「命」に関わる違反行為
寄せられたコメントのなかには、「撮影してないで運転手に知らせに行けばいいのに」「なぜ消防署員がジープのドライバーに指示しないのか?」といった声も見受けられた。撮影時の状況を伺ったところ、「この時、消防署付近で車両と自転車が絡む事故が起きており、消防署の方々は警察への状況説明等の対応に追われていたのではないかと思います」と、武蔵野Rさん。 また、帰宅時間帯で車の量が多く、武蔵野Rさんが渋滞する道路を横断して違反者に注意を促すことは不可能だったという。 多くの消防車などを撮影してきた武蔵野Rさんも驚いた「命」に関わる違反行為について、武蔵野Rさんにお話を聞いた。
自分は今どこにいるのか?周囲の状況はどうか?
ーー「停止禁止部分」に停止している上、その後の行動も問題ですね。 「ここはもともと混みやすい主要道路で、撮影時は夕方の帰宅時間帯でもあり、いつも以上に混んでいました。また、この先には国道との交差点があり、消防署の前に車両が滞留しやすい構造になっています。 あまり偉そうなことは言えませんが……とにかく周囲の状況を考えた運転を心がけて頂きたいと思います。自分が今どこにいるのか?また、どこからどのような車両が来ているのか?そこを意識するだけでも改善するのではないかと思います」 ーー反対側の歩道から撮影していた武蔵野Rさんに対して、「撮影する以外に何か出来なかったのか?」という声もあったそうですが…。 「消防署の許可を得て、この日は消防車両を撮影していました。出場する場面を撮影していたため、邪魔にならないように道路の反対側から撮影していたところ、動画のような状況になってしまいました。 道路の反対側にいたこと、また、時間的に交通量も多く、違反車に注意を促すためにこの道路を横断するのは不可能でした。そのため、当該車に知らせるなどの行動にも出られず、ただただ様子を見守ることしかできませんでした……。せめて注意喚起になればと思い、動画を公開するに至った次第です」
緊急自動車を待つのは…「助けを求めている誰か」
ーー武蔵野Rさんは主に消防車を撮影されているそうですが、緊急車両を優先することの重要性について、お伝えになりたいことはありますか? 「緊急車両がサイレンを鳴らして走ること、また、緊急車両の出入り口に路面表示があること。そのどちらにも理由があります。今一度、その先に誰が待っているのか?を考えて行動してほしいと思います」 ◇ ◇ 武蔵野Rさんの回答にもあるように、赤色の警光灯をつけてサイレンを鳴らす緊急自動車の1分1秒は誰かの「命」や「安全」に関わることを忘れてはならない。 (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ かな)
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