21世紀枠 平田に春の便り 「甲子園で校歌を」(その2止) /島根
<センバツ2020> ◇エース、チーム躍進支え 平田は2019年度秋季県大会で、立正大淞南や開星といった強豪との接戦を相次いで制し、準優勝した。中国大会1回戦では強豪ひしめく広島県大会で準優勝した尾道商相手に堅守を見せ、好機を得点につなげ勝利した。 エースの古川雅也投手(2年)は緩急を付けた制球力が武器。県大会では先発3試合を含む4試合に登板し、自責点はわずか1とチームの躍進を支えた。攻撃の中心は1番の保科陽太(ひなた)主将(2年)。昨秋の公式戦7試合の打率は3割4分6厘で、積極的な走塁も持ち味。中国大会2回戦の鳥取城北戦では内野安打と盗塁でチャンスを広げ、先制のホームを踏んだ。 守備面では相手打者の特徴に応じた陣形を敷き、守備からリズムを作る戦い方が浸透。植田悟監督は「合言葉の『攻めの守備』で強豪に挑みたい」と話す。 チームは3年前から、野球人口の増加を目指し幼稚園児や保育園児を対象にした野球教室を開催。部員はチラシを手作りし、園児たちに配布する。練習内容や道具をまとめた同校独自の体験会マニュアルは、中国地方の他校にも広がる。保科主将は「応援してくれる地元の方々のために、甲子園で勝って校歌を歌う」と意気込む。 ……………………………………………………………………………………………………… <秋季県大会> ◇2回戦・9月15日、平田愛宕山野球場(出雲市) 平田 110000000=2 出雲 000000000=0 ◇3回戦・9月23日、平田愛宕山野球場 立正大淞南 001000000=1 00000201×=3 平田 ◇準々決勝・9月24日、平田愛宕山野球場 平田 000000020=2 開星 000000001=1 ◇準決勝・9月29日、松江市営野球場 平田 102000004=7 大社 000000010=1 ◇決勝・9月30日、松江市営野球場 平田 000001000=1 矢上 01000200×=3 <秋季中国地区大会> ◇1回戦・10月25日、どらドラパーク米子市民球場(鳥取県米子市) 平田 100010000=2 000000000=0 尾道商(広島) ◇2回戦・10月27日、どらドラパーク米子市民球場 平田 10001000=2 02120112=9 鳥取城北(鳥取) (八回コールド)