ドルーリー&久保凛、”スーパー高校生”はともにエントリーせず【12日・都道府県対抗女子駅伝】
第43回都道府県対抗女子駅伝(12日午後0時30分スタート)のエントリー選手が7日発表され、女子1500メートル、5000メートルの日本記録保持者の田中希実(New Balance)らが名を連ねた。一方、2年前の同大会で17人抜きを演じたドルーリー朱瑛里(しぇり、津山高2年)、女子800メートルの日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛2年)の”スーパー高校生”2人の名はそろってリストにはなかった。 ◆女子1500m,後続を大きく引き離す田中希実【写真】 ドルーリーは中学3年だった2年前の大会で岡山の3区(3キロ)を任され、17人のごぼう抜きで9分2秒の区間新記録を樹立。一躍、陸上界のニューヒロインとして国内にその名をとどろかせた。昨年は岡山の2区(4キロ)を走り、区間5位と奮闘した。 サッカー日本代表のMF久保建英(レアル・ソシエダード)をいとこに持つ久保は2年前の同大会では出身地の和歌山で出場し、ドルーリーと同じ3区(3キロ)を区間2位となる9分21秒で走破。昨年は高校がある大阪での出場となり、7区(4キロ)を区間6位の12分49秒で駆け抜けた。 2人は昨年6月、高校生ながらパリ五輪選考会を兼ねた日本陸上選手権に初出場。ドルーリーは女子1500メートルで堂々の7位入賞した。久保は女子800メートルで憧れの存在である田中希実らを破り、自己ベストの2分3秒13で優勝。翌7月の記録会では女子800メートルの日本記録を更新した。 都道府県女子駅伝は京都市のたけびしスタジアム京都発着の9区間(計42・195キロ)で争われる。昨年は宮城が29年ぶりに優勝した。
中日スポーツ