アメフト立命大 QB竹田は「ドラ1効果」で決戦を制する 兄・祐がDeNAから1位指名
◇関西学生アメリカンフットボール１部リーグ第6節 立命大28ー7京大（2024年10月27日 たけびしスタジアム京都） 【写真あり】三浦監督からサプライズ指名を受けたDeNAドラ1の竹田 悪いイメージを振り払うように、立命大QB竹田剛（3年）は右腕を振った。関大との大一番に敗れてから2週間。「パスをレシーバーの手元に届けるような気持ちで投げた」。慣れないビハインドの展開で、焦りがパスの精度を落とした前節の姿はない。第1Q5分52秒にWR木下亮介（3年）へ4ヤードTDパスを通し、第2Q11分46秒にも、同じターゲットに会心の42ヤードTDパスをヒットさせた。 「関大戦は後悔ばかりが残った。次の関学大戦では、楽しんでやりたい」 早くも最終節の決戦に目を向ける司令塔は、大きな発憤材料も得た。兄・祐（三菱重工west）が23日のプロ野球ドラフト会議でDeNAから1位指名。昨年は指名されず、悔しさをかみしめた姿を見ていただけに、喜びは倍加した。 「兄も頑張っているから、弟も頑張らなあかんな、と強く思います」 勝てば、関学大と優勝を分け合い、全日本大学選手権トーナメントの出場も決まる一戦へ。背番号5は同じ失敗を繰り返さない。
