役所広司 2時間特殊メークで丸刈り馬琴に変身「なるべく醜くして、美しい八犬士を引き立てよう」
俳優の役所広司(68)が27日、都内で行われた映画「八犬伝」の公開記念舞台あいさつに内野聖陽(56)、渡邊圭祐(30)らと登壇した。 江戸時代後期の作家・滝沢馬琴の半生と、八犬士の活躍を描いた馬琴の代表作「八犬伝」の物語を交錯させたSFアクション。2時間を超える特殊メークで丸刈りになって馬琴を演じた役所は、馬琴の親友・葛飾北斎役の内野と並び「老人2人でね、なるべく醜くして美しい八犬士を引き立てようねって話してね」と笑わせた。 八犬士の1人を演じた渡邊が「お2人に引き立てていただいて、美しく…え?のちほど怒られます」と冗談を飛ばすなど、和気あいあい。熱望して役所と内野をキャスティングした曽利文彦監督は「撮影しているこっちもドキドキ。長いお芝居なんですけど、カメラを止めることなく撮ってます。いかに2人がすごいのか見てもらえたら」と絶賛した。 フォトセッションでは豪華な熊手も登場し、タイトルにちなんで8回の三本締めを行うなど賑々しく進行。公開初日の25日から2日間の興行収入がともに1位と好スタートを切っており、役所は「ナンバー1の映画にあまり出たことがないので、すごく感動しています。三日天下にならないように、お力を是非お借りしたいです」とお願いしていた。