F1第2戦開幕、超高速市街地コースでフェラーリが逆襲か【サウジアラビアGP プレビュー】
前戦バーレーンGPとはまったく異なる性格のサーキット
2024年3月7日、F1第2戦サウジアラビアGPが、サウジアラビア第二の都市ジェッダの市街地コース(ジェッダ・コーニッシュ・サーキット)で開幕する。開幕戦バーレーンGPからの連戦で、F1は早くも2戦目を迎える。レッドブルの1-2フィニッシュで幕を開けた2024年F1シーズンは、今後どのように展開していくのか。決勝は3月9日土曜日に行われる。 【写真はこちら】非常に滑らかで高速なトラック。オーバーテイクはトリッキーでハイリスク&エキサイティング(全6枚) 接戦が予想された前戦開幕戦バーレーンGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が他を圧倒、予選でポールポジションを獲得し、決勝では一度も首位を譲ることなく優勝、ファステストラップも記録して優勝してしまった。大差がついたものの、2位にもチームメイトのセルジオ・ペレスが入り、「今年もやっぱり」という声が早くも上がっている。 ただ、今週行われるサウジアラビアGPのジェッダの市街地コースは、開幕戦とはサーキットの性格がまったく異なるため、まだまだライバルたちにもチャンスはありそうだ。 ジェッダの市街地コースは超高速レイアウトで、ストップ&ゴーのトラクション重視のコースであるバーレーンGPのサヒール・サーキットとは求められるパフォーマンスがまったく異なるのがポイント。 紅海に面するサウジアラビアの港湾都市ジェッダのウオーターフロントに作られるコースは、海沿いの道を折り返すレイアウト。ターン1のシケインから超高速コーナーを経て、12度のバンク角を持つターン13で折り返すと、ほぼストレートとも言える流れるような高速コーナーが続き、再び最終コーナーで折り返す。 最終コーナーをのぞき、全コースほぼエンジン全開。高低差は小さくほぼフラットで、トラックの多くの部分は狭く、ランオフエリアも広くないが、市街地コースとしては異例なほど高速となる。 なお、決勝レースはバーレーンGPと同様、土曜日に行われるが、そのスタート時間はバーレーンGPよりもさらに遅く、完全なナイトレースとなる。
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