連覇を目指すドジャースに残された課題とは…佐々木朗希獲得、トライネン再契約、テーラーのトレード
大リーグ公式サイトが、ドジャースがこの先補強で行うべきことについて報じている。 9日開幕のウインターミーティングに先立ち、ドジャースは2度のサイ・ヤング賞受賞歴を持つブレーク・スネルと5年総額1億8200万ドル(約273億円)の契約で合意。トミー・エドマンとも5年の契約延長を結んだ。もしドジャースが今後この冬に他の動きを一切しなくても、24年の世界一チームを強化することに成功した。しかしながら終わりではない。 【写真あり】憧れの女優とまさかの初対面を果たし驚いた表情を見せる佐々木朗希 まず先発投手。このオフの最大の課題は先発投手陣の補強で、スネルを獲得したが、来季は6人ローテーションに移行する可能性が高いため、もう1人経験豊富な先発投手を獲得できればさらに安定感が増す。そこで狙うのはロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希だ。多くのチームが獲得を狙っているが、ドジャースは筆頭候補に挙がっている。紙上では既にMLB最高のローテーションとなったドジャースだが、佐々木を加えればさらに盤石となる。 続いてブルペン。24年のグループから抜ける一番重要な投手は、ブレーク・トライネン。ただ、双方が再契約に前向きであると言われている。トライネンが健康であれば、彼ほど打者を圧倒できるリリーフ投手はほとんどいない。 トレード候補としては、契約最終年に入るユーティリティーのクリス・テーラーがいて、もし他のチームが彼の給与のほとんど、または全額を引き受けるのであれば、トレードの可能性がある。ただ年俸は1300万ドル(約19億5000万円)と安くはない。トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイ、ボビー・ミラーといった投手も候補に挙がるかもしれないが、ドジャースが先発投手のオプションを放出するとは考えにくい。 来シーズンはムーキー・ベッツが内野に復帰する予定であるため、ギャビン・ラックスのトレードについての憶測もあったが、ドジャースはラックスをキープする方針だ。注目の若手有望株はアレックス・フリーマン。23歳の遊撃手は24年、ハイAでスタートし、最終的には3Aのオクラホマシティでシーズンを終え、OPS.829を記録した。両打ちで守備も堅実なA・フリーマンは、早ければ2025年シーズン中にメジャー昇格が期待される。