伝説の名店シェフも参加 物価高で逆風の「神戸スイーツ」、セレクトショップで復活
令和6年12月7日には高杉さんが自身のお菓子づくりについて熱く語る講演会を開催した。さらに、この日のために用意した13種類のシュトーレンを食べ比べする試食会というぜいたくな企画。参加者は、あこがれの高杉シェフとスマートフォンで記念撮影するなど満足げだった。
洋菓子業界はコロナ禍後も経営不振から抜け出せていない。そこに原材料費、人件費の高騰が追い打ちをかける。もともと中小、零細店が多く、名店、人気店でも例外とはいえない。
リトル神戸は、「神戸スイーツ」の情報発信、技術の継承、職人の育成を事業目的に掲げ、シェフたちもこれに賛同し全面協力を申し出た。
出資者の一人でもある三坂さんは「シェフとファンの交流の場を継続させることで神戸スイーツを応援していきたい」と話している。(安東義隆)