伊藤健太郎、愛希れいか、弓木奈於が語る“未恋”――共感と成長が詰まった新ドラマ
1月9日から、カンテレ・フジテレビの木曜深夜に、カンテレ×FODドラマ枠が新設される。その第1弾として、主演・伊藤健太郎、共演・愛希れいか、弓木奈於(乃木坂46)の出演による「未恋~かくれぼっちたち~」を放送される。本作は、夢を諦め、自分の気持ちと向き合うことから逃げてきた主人公が、性格が真逆の2人の女性と向き合い、前向きに成長していく群像劇だ。 主人公の高坂健斗(伊藤)は中堅出版社の編集者で、イマドキ珍しい仕事ができる男でその上にイケメン。しかし、それは“暇な時間”ができてしまうことが怖いからだった…。かつて小説家を志して挫折した健斗は「小説を書きたい」という思いを心に秘めながら、本当の気持ちに向き合うことを避け続けている。そんな中、アイドル漫画家・深田ゆず(弓木)を担当することになり、彼女が抱える苦悩や孤独と本気で向き合うことに。さらに、健斗が大学生の頃に参加した、小説家を目指すワークショップで出会った年上の女性・鈴木みなみ(愛希)が、健斗が働く出版社に勤務することになり――。 このたび、高坂健斗を演じる伊藤、鈴木みなみを務める愛希、深田ゆず役を担う弓木から、役への思いや見どころを聞いた。
――台本を読んだ感想をお願いします。 伊藤 「コミカルな感じが多いかと思えば、哲学的な部分とシリアスな部分もあって、物語は全体的にテンポよく話が進んでいくので、読んでいて飽きることないなと感じたのが最初の印象です。すごく大きな事件や出来事があるわけではないですが、登場人物それぞれの感情の微妙な動きが、『人間って割とそうだよな…』と納得できる部分もある。普通に生きていたら、隠したい部分や内緒にしたいことなど、そういう部分も描かれているので面白いです」 弓木 「いろいろ考えてしまって話をしたくても言えないこととか、反省とか悩み事とかを一人で抱え込んでしまう人もすごく多いと思いますし、私自身も抱え込んでしまうことが多いです。そんな悩みを持っている人がこの作品を見た時に少しでも気が楽になって一歩を踏み出してみたいなとか、周りにいる人は味方なんじゃないかなと思ってもらえるような作品なのだと思いました」 愛希 「コミカルでポップな中にも刺さるセリフが多い印象です。私は今、33歳なんですけど、私の世代だけでなく、もっと若いZ世代の子たちにもすごく刺さるんだろうなと。木村(淳)監督が、今の若い子の方が、好きなものややりたいことに対しての熱量がすごいとおっしゃっていました。関西テレビの社内で実際に、やりたいことがある若手のスタッフの熱量がすごくて、その方にやる機会を与えたら賞を取ったということがあったそうです。それが今回の物語のベースになってるそうです。その話を聞いて、行動には移せないけど、やりたいことを強く思うことはすごいなと感じました。多分、視聴者の方もまだ行動に移せていない人もいると思うのですが、どんな年代であっても好きなことを追求することで力になることもあるので、この物語も刺さるんじゃないでしょうか」