【実話】毒親と会うのが恐怖でたまらない娘!?「1秒でも早く安心させてあげたい」と語る夜逃げ屋スタッフ【著者インタビュー】
宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さんが描く「夜逃げ屋日記」は、DVやストーカー被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話をもとに描かれた漫画だ。X(旧Twitter)のフォロワー数は5.6万人(2024年6月18日現在)、書籍も発売されて人気も急上昇している。今回は著者に本作に登場した毒親や仕事で気を付けている点などについてインタビューした。 【漫画を読む】毒親に会うのを怖がる娘だが…!? ――宮野シンイチさんは、昔から漫画を描くのがお好きだったのですか? 自分は描くよりも圧倒的に読むのが大好きで、お小遣いもお年玉も全部漫画に突っ込む少年でした。ただ、高校1年生になり漠然とした将来について自分なりに考えたときに「クローズ」という不良漫画の中で作者さんが漫画家になるまでの道のりを描いていらっしゃって、それをきっかけにして漫画家を目指しはじめて、ドンドンのめり込んでいった形ですね。 ――これまで、家族から離れたくて息子や娘が夜逃げをする回もありました。宮野シンイチさん自身、作品に登場したような毒親についてどのように思われますか? やっぱり一緒にいた年数が誰よりも長いだけあって、心の葛藤は人一倍強いんだなと感じます。それゆえに捨てきれない感情や思いがあって、苦しんでいると思うので、やるせない気持ちになることもしばしばあります。 ――夜逃げ屋では、普段からどんなことに気を付けて働いていますか? やっぱり1秒でも早く夜逃げを終えて、1秒でも早く安心させてあげたいと思って働いています。結果的にそれが、加害者が突然帰ってきてしまうというリスクの回避にも繋がりますし、とにかく早く動く!ですね。 ――最後に、今後の展望について一言お願いします。 そろそろ、新しい夜逃げ屋スタッフが本編の方で登場予定です。合計で8人の予定ですので、あと2人残ってます。全員きちんと出せるように精一杯頑張りますので、今後とも応援よろしくお願いします! 「夜逃げ屋日記」はリアルなストーリーやユニークな登場人物が魅力的な作品だ。第2巻も発売され、著者と夜逃げ屋の社長との対談(前編/後編)も実現している。夜逃げ屋に興味がある人はぜひ一度読んでみて! 取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)