テスラ株、約11年ぶりの大幅高-マスク氏の大胆な2025年目標好感
電話会見でマスク氏は、トランプ前大統領がホワイトハウスに返り咲き自身が政権で職を得た場合の行動についても触れた。マスク氏はトランプ氏の名前には言及しなかったものの、「政府効率化省」の役割について述べ、トップに任命された場合は、自動運転車について現在存在する州ごとの規制の寄せ集めではなく、連邦政府による承認の道筋をつくると述べた。
「若干増加」
同社は発表文で、「24年の納車台数は若干の増加を見込む」とし、堅調だった7-9月期に続いて10-12月(第4四半期)も好調な納車台数を予想していることを示唆した。ただ、今年前半の納車台数鈍化を考えると、達成は容易ではなさそうだ。23年の水準を上回るか同等の水準に達するには10-12月期に大幅な販売増が必要になる。
調整後1株利益はアナリスト予想平均を上回る72セントで、4四半期連続で市場予想を下回っていた状況に歯止めがかかった。また、7-9月期の自動車事業の粗利益率は、規制クレジットを除いたベースで17.1%となり、前四半期の14.6%から大幅に上昇した。
今回の増益について同社は納入台数の増加に加え、他の自動車メーカーへの規制クレジットの販売が好調だったことを要因に挙げた。7-9月期の規制クレジット売却収入は7億3900万ドルとなり、同期間としては過去最高を記録した。ただ、4-6月(第2四半期)の8億9000万ドルには及ばなかった。
同社はまた、サイバーキャブについての詳細にも言及。ペダルやハンドルなどの操作系装置のないサイバーキャブには、従来の生産ラインとは異なる新しい「アンボックスト」と呼ばれる製造技術を採用するとした。
原題:Tesla Delivers Blowout Quarter and Upbeat Outlook for 2025 (2) (抜粋)
Tesla Soars to Best Day in 11 Years After a Blowout Quarter(抜粋)
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Kara Carlson, Dana Hull