【解説】どうする?自宅の防犯対策 狙われないためにできること
鈴江キャスター 「車のことも気になります。ピンポーンと訪問してこなくても、周辺をウロウロしていることもあると思います。不審車両を見分けるポイントというのはありますか?」 防犯アナリスト・桜井さん 「あります。前後のナンバーが違う車というのが結構目撃されています。この場合は、即通報をしていただきたいです。あとは、『わ』『れ』ナンバーのレンタカー。それに加えて『他地域ナンバー』、ご自分が住んでいる地域外のナンバーを見かけたら、それは不審車両かもしれません。あとは、『複数人乗っている』『普段はないのに、最近、あそこに車が止まっているな』とか、『最近、見かけない車がグルグルこの辺を走っているな』などがある場合です。これら『レンタカー』『複数乗っている』『普段いないところに停車・ぐるぐる回る』の全部がそろえば、110番通報していただけたらと思います」 鈴江キャスター 「そろった時点で不審車両と思われるということなんですね」
鈴江キャスター 「『地域の方々とのコミュニケーションも大切』だということですが、それはどういう意味でしょうか?」 防犯アナリスト・桜井さん 「地域で不審者、不審車両情報を共有していただきたいんです。不審者に関しては、ご自分の目と勘を信じていただきたい。不審車両は、先ほどの情報を思い出し、その情報を共有する。それを見かけたら110番通報する。通報するとすぐにパトカーが来てくれますから、そういった対応をしていただきたい」 「そして、犯罪者というのは、顔を見て声をかけられるのを一番嫌がるんです。なので、もし不審者を見かけたら、顔を見て『どうも』と会釈するだけもいいので、顔を見て声をかけていただきたいと思います」 鈴江キャスター 「会釈することが(犯罪を)抑止することにつながるのですか?」 防犯アナリスト・桜井さん 「そうです。そういったことを地域の人全員でやると、“ここは、防犯意識の高い地域だな”ということで、その地域全体がターゲットから外れることになります。なので、ぜひ地域全体でそういうことをやっていただきたいと思います」 山崎誠アナウンサー 「そもそも、どういった家が狙われやすいのでしょうか?」 防犯アナリスト・桜井さん 「やはり、高齢者世帯、女性世帯、あと敷地の中が見えにくく、さらに敷地の中が暗い家ですね。あとは、既に情報を取られているということもあると思いますが、犯罪が起きやすい場所は地域全体が暗いんですよ。そういう地域は防犯カメラがなかったり、少なかったり、犯罪者にとって都合のいい地域になっていますので、そういったところが狙われていると思います」