【解説】どうする?自宅の防犯対策 狙われないためにできること
忽滑谷こころアナウンサー 「私の女性の友人が、一人暮らしの防犯対策で、あえて見えるようにラグビージャージや道着などをベランダに干して、“強そうな男性がいますよ”と、におわせているのですが、これは効果的ですか?」 防犯アナリスト・桜井さん 「それは効果的です。犯罪者は下見をします。そのときに、“がたいのいい男の人がこの家にはいるんだな”と、ターゲットから外れる可能性がありますので、それはぜひ続けていただきたいと思います」
鈴江キャスター 「そして、警察庁は身元のはっきり分からない訪問者に対しては、注意するよう呼びかけています」 「一つ、実例を挙げて説明します。戸建てに住む、スタッフの70代の家族に不審な訪問者があったそうです。家の近くに建築工事現場があったそうなのですが、そこの関係者を名乗る男性が訪ねてきて、『工事中に見えたが、お宅の屋根がだいぶ傷んでいる。直しますよ』と言ってきたそうです。『結構です』と断ると、男性は、近くに止まっていた車に乗って立ち去ったといいます。その車には他に2人乗っていたそうです」 「その後、本物の工事関係者に『そういうこと、やっていますか?』と聞くと、『そんなこと絶対ない』と言われたといいます。そこで、近所の人々に『注意してね』と話したということです。捜査関係者によると、こうした例は悪質リフォーム業者かもしれないし、強盗の下見・情報収集かもしれないといいます。桜井さん、今回の一連の対応はどうでしょうか?」 防犯アナリスト・桜井さん 「素晴らしい対応だと思います。ちゃんと本物の業者に確認している点が二重丸です。ただ、断り方は『結構です』ではなくて『うちは必要ありません』ときっぱり断っていただきたいと思います。そして、こうした不審な訪問者があったた場合は、警察に連絡をしていただきたい。その場合は110番でいいと思います。そうすると警察がすぐ来てくれますし、その地域のパトロールも強化してくれます。こういった事案があった場合には警察に通報していただきたいと思います」 鈴江キャスター 「不審者が来たと思った時点で、警察に情報提供した方がいいということですね」 防犯アナリスト・桜井さん 「この場合、ご近所の人へ注意喚起している点も本当に素晴らしいですね」