リバプール南野拓実が2度目先発も英国メディアは格下ドローに厳しい評価「インパクトを残せず」「弱点を露呈した」
リバプールの南野拓実(25)は26日(日本時間27日)、敵地で行われたFAカップの4回戦、3部シュルーズベリー戦に3トップの真ん中でスタメン抜擢され、先制点を演出するなどし後半40分までプレーしたが、チームはリードを守れず2―2で引き分け、再試合が行われることになった。主力を温存して、格下相手に臨んだ試合で、地元英国メディアは、南野に注目したが、厳しいトーンの評価が目立った。 ミラー紙は、格下を相手に引き分けに終わった、この試合の6つのポイントのひとつに南野を取り上げ、「新たに契約した南野が2度目の先発起用を受けた。日本のフォワード(の南野)は週半ばに『クロップの信頼に応えたい』ことや、ウルバーハンプトン戦でのプレーに『満足していない』と話していた」と紹介。 「彼は、試合開始から中盤で忙しく駆け回った。彼はレッズの前線でウィリアムズのクロスに合わせたヘッドでもう少しでゴールを奪うところだった。シュートの1本は、完全なミスでスタンドに打ち込んだが、一貫して小さなスペースに紛れ込もうとしていた」とプレー内容をレポート。その上で「全体的に見れば南野から多くの結果はもたらされず、試合残り5分で交代となった。彼が、英国サッカーの中で自分の立ち位置を見つけるには、まだ多くの適応が必要。クロップ監督の下、今後、その時間を得ることができるだろう」とやや厳しいトーンで評価した。 同紙は、さらに南野についてクローズアップした記事を掲載。 「フォワード(の南野)は交代までにインパクトをほとんど残せなかった」と評した。 記事は、「25歳の日本のアタッカーは英国サッカーに順応する中で、この恥ずかしいFAカップ4回戦の引き分けを、今後、成長を遂げる上で重要な試合として記憶するかもしれない」と総括。 「750万ポンド(約10億7000万円)で、オーストリアのレッドブル・ザルツブルクから契約したウィング選手(の南野)が、両足でしっかりとしたファーストタッチを見せる質のある技術を持っていることに疑いはない。だが、この日、彼は(相手に)ボールを奪われ、プレーに結びつけるのに苦労し、センターフォワードの役割の中では、取るに足らない選手に見られた。モントゴメリー・ウォーターズ・メドウの不安定なピッチは、彼の助けにならなかった」と続けた。