リバプール南野拓実が2度目先発も英国メディアは格下ドローに厳しい評価「インパクトを残せず」「弱点を露呈した」
ただ、「序盤のプレーは印象に残った。(移籍後)2試合目の先発出場でレッズからは評価を受ける」とも言及。 「日本代表の22試合で11ゴールをマークしている南野は、ペナルティー・エリア内で、2度のチャンスを序盤に与えられたが、両方とも逃してしまった。彼はいい動きを見せ続けて、ずっとプレーのスペースを探し続けていた。ボールを受けるために時折、ハーフの位置まで下がってくることもあった。だが、最初の20分で、ほとんど印象を残すことができなかった。ドナルド・ラブに(先制得点の)瞬間をもたらしたときに、ようやくフラストレーションを下げることができた」と、この試合の南野のプレー内容を紹介した。 さらに「粘り強い相手は、身体(の大きさと強さ)で劣る南野には厳しかった。相手ミッドフィルダーのジャン・ゴスを追い払おうとしながらも、簡単に抑えられたことで彼の弱点が露呈した。39分にゴールから16ヤード(約14.6メートル)の位置で良いチャンスを迎えたが、シュートを枠から外した」と指摘。 「出場22試合で9ゴールと11アシストを記録したザルツブルクでの南野のプレーとは程遠いものだった。南野は、ポジションを外に変えた後にも結果を残せず、クロップ監督によって終了5分前に交代させられた。彼が自らの弱点を克服するには、しばらく時間を要することになるだろう」という見解を示した。 エクスプレス紙は、選手採点の中で南野を「6点」と評価。 「何度かチャンスがあった。ウィリアムズのクロスに反応を見せ、中盤ともよく連携を持った」と合格点を与えた。リバプールエコー紙の採点も「6点」。 「ウィリアムズのクロスにヘッドを合わせた。もう少しでゴールを奪えそうだったがチャンスをものにできなかった。中盤に下がって守備で走っているときは特に動きがシャープだった。だが、後半は目立たず終盤に交代となった」と評した。 イブニングスタンダード紙は、「南野が輝けず、クロップ監督の冬休暇の頭痛の種だった選手の駒の薄さが表面化した」との厳しい論調の見出しを取った。「南野はまだまだ」と記し、「リバプールでの2度目のスタメン出場で、南野は慣れないポジション(3トップの真ん中)で“B”チームに放り込まれ、南野にとって厳しい試合になった。日本選手(南野)は、偽9番の役割を課せられたが目立たなかった。もっといいプレーを披露することができただろう」と評価を与えた。 記事は、「南野はチームメートと波長が合わず、身体能力を発揮できなかった」とバッサリ。 「南野は、レッズの将来にとって重要な選手であることは確かだが、その一方で、厳しい現実をさらけだしてしまった」とも書かれた。 クロップ監督も南野の適性を見定めるかのようにポジションをコロコロと変えており、彼がチームにフィットするにはもう少し時間がかかるのかもしれない。