県庁所在地なのに…レトロな駅舎が一新!完成間近の『新』JR松山駅の姿は?念願の自動改札も?最新状況&計画を徹底解説!
全国では7か所で事業化、松山を含む2か所で検討会の設置に至っています。 松山市では2022年から専門家や交通事業者で構成する「松山駅交通拠点機能強化検討会」の場で話し合いを重ね、去年11月に「整備方針」が策定されました。 この整備方針の中では、バスタを整備するにあたっての次の5つの柱が示されています。 (1)バスやタクシーなどの乗降場・待機場を集約し、鉄道や路面電車を含め多様な交通手段間の接続を強化 (2)伊予鉄道松山市駅とのアクセス強化など駅周辺地区の交通円滑化 (3)次世代モビリティー導入など移動の利便性・回遊性向上 (4)災害時の帰宅困難者受け入れなど防災機能の導入 (5)効率的な施設運営に向けた官民連携 松山市はこの方針をもとに、より具体的な「事業計画」の策定を進めるということです。 ■「ホール」か「アリーナ」か 車両基地跡地には何ができる? JR松山駅の南西にはかつて車両基地がありましたが、2020年2月に伊予市と松前町の境に移転。古い車両基地が解体された跡地は、松山市が取得を予定しています。 この“車両基地跡地”に何を建設するのか、松山市は現在検討を進めていますが、その候補として挙がっているのが「ホール」と「アリーナ」です。 松山市は基本構想として、市民が文化・芸術活動を発表したり、コンサートを開催したりでき、防災機能なども備えた「ホール」の整備を想定していました。 去年11月には、ホールを建設する場合の規模について、41社の民間事業者から意見を募った結果、全国区のアーティスト等がコンサートを開催することを想定した場合、最も需要が高い「2000席程度が適当」という意見があったと発表しています。 一方で今年4月、愛媛経済同友会がBリーグに所属する愛媛オレンジバイキングスの将来的なトップリーグ参入などを見据え、5000人以上を収容できる「アリーナ」を整備するよう、野志市長に要望しました。 松山市がホールの整備を予定していることに対して、経済同友会は「アリーナは基本構想の機能を満たし、ホール以上の効果がある」と説明しています。
松山市は、他の自治体のケースも調査しながら検討したいとしています。 線路の高架化に新たな駅舎、交通機関との連携に公共施設の建設など、周辺も含めた再開発の在り方が計画・検討されているJR松山駅。 愛媛県の県庁所在地「松山市」の中核を担う駅として、これからどんな変化を遂げるのか注目したいところです。
あいテレビ