西条で捕獲した野生イノシシが豚熱 感染確認は愛媛県内初
愛媛県は1日、西条市で捕獲した野生のイノシシ1頭が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。県内での感染確認は初めて。県内65戸の養豚場に衛生管理の徹底などを呼びかける。 県によると、6月28日に捕獲した。雌の成獣で体長約70センチ、体重約40キロ。国立農業・産業技術総合研究機構の遺伝子解析の結果を踏まえ、農林水産省が陽性と判定した。 豚熱は5月、栃木県と岩手県の養豚場で、飼育されていた豚から確認されている。佐賀県と新潟県では6月に入り、野生イノシシの感染が確認された。愛媛県によると、豚熱は人に感染しない。
愛媛新聞社