家族から「乾燥機の電気代がもったいないから、晴れてるときは干して」と言われます。乾燥機の電気代ってそんなに高いのでしょうか? 時短になるし、干すのがめんどうなので、できれば毎日使いたいのですが…
乾燥機能の電気代を時給換算するといくらになる?
筆者の洗濯乾燥機の場合は1ヶ月間で729円電気代がかかるため、1ヶ月間乾燥機能を使わなければ729円節約できると考えられます。しかし、この729円の節約にかかる労力は決して無視できません。 乾燥機能を使わずに、洗濯物を物干しざおなどに干す時間が10分かかるとすると、30日で300分です。5時間かけて約729円の節約なので、時給に換算すると約146円の仕事をしていることになります。現在の最低時給がおおむね1000円前後であることを考えると、割に合わない節約だといえるのではないでしょうか。 なお、消費電力量が2000ワットアワーほどのコストが高い洗濯乾燥機で計算しても、1ヶ月にかかる乾燥機能のコストは約1860円です。時給換算すると372円でこれでも割にあいません。 何よりも乾燥機能がある高額な洗濯乾燥機を購入したことで、初期コストがかかっています。例えるならば、契約金だけ払って仕事を与えない状況に近いでしょう。初期コストを回収するためにも、乾燥機能は積極的に使ったほうが良いでしょう。
時短家電を使って豊かな時間を過ごそう
洗濯乾燥機によりますが、乾燥機能を毎日使い続けても1ヶ月にかかるコストは700円台から2000円程度です。見過ごせない金額かもしれませんが、5時間をこの金額で買えると考えたらまた違った印象になるはずです。 確かに物価上昇が家計に与える影響は小さくありませんが、こういったときだからこそ、時短家電は上手に使って、家族とのコミュニケーション、趣味やリラックスに充てる時間を増やしてはいかがでしょうか。 出典 日立 洗濯時と乾燥運転時の電気代を教えてください。 執筆者:浜崎遥翔 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャルフィールド編集部