「電気代」や「ガス代」などの「公共料金」の支払いを忘れ「延滞通知」が来ることが度々あります。どのくらい支払いが遅れたら、電気やガスは「止まる」のでしょうか? 忘れないためのコツはありますか?
電気代やガス代などの公共料金をうっかり払い忘れてしまうと、延滞通知が届くケースがあります。さらに支払いが遅れると、電気やガスなどのライフラインを停止される場合もあるので注意が必要です。 本記事では、公共料金の支払い遅延により利用が停止されるタイミングや、利用停止を避けるための方法を紹介します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
公共料金の滞納から停止までの目安期間
電気代やガス代、水道料金などの公共料金を支払い忘れると、最終的にはが停止されてしまいます。 しかし、実際には一定期間の猶予があり、すぐに停止されるわけではありません。ここでは、各公共サービスが停止されるまでの目安期間を紹介します。 ■電気は支払い期限の20日 電気が停止されるまでの具体的な機関は電力会社によって異なる可能性がありますが、多くの場合は指定された期日を過ぎてから約20日で送電が停止されるといわれています。 なお東京電力エナジーパートナーによると、支払い期日が「支払義務発生日の翌日から起算して30日目」に設定されており、支払いがなければ、送電が停止されることがあるとしています。 また、支払期日を過ぎると延滞利息が発生する可能性があるため注意しましょう。多くの場合、電気料金に対して1日あたり0.03%、年間で10%の利息がそれぞれ加算されます。利息が加算されると支払いの負担が大きくなる可能性があるため、期日を過ぎないよう支払うことが大切です。 ■ガスは検針日の翌日から50日 ガス料金の支払い遅延に関しても、電気と同様に停止まで猶予があります。例えば、東京ガスの場合、検針日の翌日から50日が経過しても料金の支払いがなければ、ガスの提供を停止するとしています。 多くの場合、ガス料金は1日あたり0.0274%の延滞利息が発生します。延滞が続くと、元の料金に加えて利息も増加するため、負担を減らすためにも支払い期日を過ぎる前に支払いを行いましょう。 ■水道は自治体によって異なる 水道料金は、電気やガスとは異なり、各自治体が管理しています。自治体ごとに水道料金の入金期日や停止までの期間は異なる可能性があるため、住んでいる地域の公式ホームページや窓口で確認しましょう。一般的には、支払期日を過ぎてから数ヶ月後に提供が停止されるケースが多いようです。