世界バレーどう挑む?中田監督、黒後、古賀、石井ら戦う14人の「覚悟」
新鍋理沙「外れて悔しい思いをしている選手の分まで」
アジア大会後、調子が落ちて……。他のメンバーが調子を上げている中で焦りもあり、このままだと14人に選ばれないのではと思ったこともありました。 けれどもメンバーが発表されて、外れた鍋谷(友理枝)が泣いているのを見たときに、“そんなこと言っていられない。悔しい思いをしている人もいる。自分の調子が悪いとかで気持ちが下がるなんて言っている場合じゃない。ここにいられない選手の分まで私たちがやらなければいけない”と思いました。 今シーズン個人的に納得のいくプレーがあまりできていないので、最後の大会では昨年からやってきたことがチームとしていい形で出せるように、勝つために自分のやるべきことをしっかりとやりきれるように準備していきたいです。頑張ります!
井上琴絵「攻撃につながりやすい返球やトスを」
ディグ(スパイクレシーブ)については攻撃につながりやすい返球にする。ラリー中の2本目のトスについては連携ミスにならないように誰が取るかの状況判断を速くして、近ければ自分が行ってハイボール(レフトへの二段トス)だけでなく、バックアタックも意識しながらライトに速いテンポで持っていったり、ミドル(ブロッカー)も使えるようなトスにして、相手がブロックしづらいような展開を作れるように意識して練習してきました。少しずつよくなってきていると思います。 サーブレシーブについては苦手意識があったので、少しでも自信になるようにフォームを変えてみたり、取り方を意識して練習してきました。世界選手権は出場できることに感謝して、一緒に練習してきた(代表を外れた)選手の思いも背負って、守備の要として1試合1試合、どんなボールも諦めず粘り強く戦い抜きたい。
奥村麻依「常に動き回って、点を取りにいく」
4年前はテレビで見ていて、まさか自分が世界選手権に出るとは思っていませんでした。日本で開催されるというのも、なかなかない機会ですので、思い切りプレーして練習してきたことをすべて出し切ってみんなで戦っていきたい。 今までの大会で残った課題、ブロックやスパイクが思うように決まらないことが多かったので、そこを重点的にやってきました。 ブロックの感覚について自分の中でずれがあったのですが、アジア大会後の合宿で感覚が戻ってきて、ワンタッチボールも前より取れるようになってきました。スパイクに関してもブロックを見ながら、これまで打っていないコースにも打つ、コースの幅を広げていこうと。 なんとか決めないとミドルの打数が増えてこないので、上がってきたボールは常に決めるという気持ちで攻撃に参加していきます。常に動き回って、点を取りにいきたいと思います。