世界バレーどう挑む?中田監督、黒後、古賀、石井ら戦う14人の「覚悟」
古賀紗理那「点を取り、チームのいい起爆剤に」
自分の仕事は「点数を取ること」なのでコンスタントに点数を取っていきたい。(アジア大会でメンバーを外れたことは)悔しかったですが、世界選手権に向けてというのが自分の中にあったので、世界選手権に頭を切り替えて過ごしていました。 中田監督から「悔しい思いをしてきた分、世界選手権でしっかり自分の力を出し切ってチームのいい起爆剤になるように」と言われて、本当にその通りだと思ったので、チームにいい風が来るような存在になりたいと思います。ディフェンス面でも粘り強く上げていくこともチームが勢いに乗るために必要なことだと思うので、そこは積極的にどんどん連携を取ってやっていきたいです。 世界バレーは4年に一度で、今回は自国開催。たくさんの応援が力になると思うので、その力をしっかりコートで出し切って、1勝1勝チームで積み上げていきたいです。
黒後愛「『全員で戦い切ったね』って思える大会に」
大会を開催するにあたって、多くの方が応援してくださったり、支えてくださっている。たくさんの皆さんの思いがつまった大会だと思うので、しっかり結果を残したいです。(4年前は)テレビで見ていて自分が出るとは考えていませんでした。 自分の持ち味はパワーだと思うので、パワーを生かせるプレーができるように頑張ります。動きの切れやジャンプ力、高さを出すために体も絞って体脂肪も落としたので、あ、跳んでるなと感じるときも出てきました。アジア大会でサーブレシーブをして攻撃に入るという形を初めてやり、もっといいパスを返したいという思いが強くなりました。 世界バレーに向けてサーブレシーブに重点を置いて、ほぼ毎日、自主練(朝練)もしてきたのでディフェンス面でもチームに貢献したいと思います。世界選手権はすごく大事な試合。「勝ちたい」。「全員で戦い切ったね」って思える大会にしたいです。
石井優希「日本の皆さんと一つになって戦いたい」
東京オリンピックにつなげる大会。世界バレーでメダルを取ったからロンドン五輪でもメダルが取れた、結果が残せれば自信になる。出場国が多く長丁場、難しい戦い方になると思いますが、1戦1戦しっかり戦います。 サッカーのW杯は一ファンとして見ていましたが、日本が一体となっていて、プレッシャーのかかる中でも楽しいんだろうな、あれだけファンが応援に来て、時間が遅くてもテレビで見てくれて心強いだろうなと。バレーでも日本を盛り上げられたらすごく幸せだなと思います。そうできるかは自分たち次第。面白さが伝わるように、ファンの人を魅了できるような粘りある日本らしいプレーや熱いバレーを展開して、日本の皆さんと一つになって戦って結果を残せるように頑張ります。 日本らしいコンビバレーのキーはサーブレシーブですが、返らなかったときにどう点を取るかもやってきました。私のポジションはトスが集まってくるので積極的に攻撃していきたい。サーブで主導権を握れれば、どんな相手でも勝てる。しかけていきたい。やらないといけないことはやってきました。あとは自信を持ってやるだけです。