人気YouTuberの懲役太郎氏が明かす《四代目山口組組長射殺実行犯》の「懺悔の言葉」...「話が違う」「家族の面倒は見る、と言われていたのに」
山口組トップを殺害した「4人のヒットマン」
9月3日、長崎県警は同県諫早市の後藤栄治こと宮本榮治(75)を名誉棄損容疑で逮捕したと発表。この男こそ「史上最悪」とも呼ばれた山一抗争の中心的役割を担ったとされる人物だ。 【写真】元ヤクザで、現在アウトロー系YouTuberとして活躍する懲役太郎氏 前編記事『「日本ヤクザ史上最悪」と呼ばれた「山一抗争」の《最大のキーマン》が緊急逮捕…!四代目山口組組長を射殺した首謀者の「40年にも及ぶ逃亡生活」を懲役太郎氏が明かす』につづき、竹中組長殺害の実行犯が懲役氏に明かしたという後悔を詳しく報じる。 1984年に起こった四代目山口組の跡目問題をきっかけに山広組・山本広組長らが一和会を結成。しかし分裂後、有力組長らの引退によって窮地に陥った一和会は起死回生の一手として四代目山口組の竹中正久組長の殺害を計画し、襲撃部隊を編成する。その陣頭指揮を取ったのが当時、山広組若頭の後藤容疑者だった。 そして1985年1月、一和会の組員が大阪府吹田市内の竹中組長の愛人が住むマンションで竹中組長、中山勝正若頭、南力若中を次々と発砲し、全員を射殺。この竹中組長殺害により山一抗争は激化の一途を辿っていく。 事件後に姿を消し、長い逃亡生活へと入った後藤容疑者。一方、実行犯であった4人はいずれも無期懲役の判決を下され、獄へと繋がれることとなった。
「来てくれてありがとう」
事件から3年ほど経った頃、後藤容疑者と面識を持ったというのがアウトロー系YouTuberの懲役太郎氏(58)だ。だが、その後も不思議な縁から実行犯の一人と面会する機会があったという。(以下、「」は懲役氏) 「その人物と会ったのは今から20年ほど前だったと記憶しています。実際に誰と会ったかを明かすと、当時所属していた組に迷惑がかかるので控えますが、その頃、組の関係者が実行犯4人のうちの1人に手紙を送っていました。すると当人から返信があり、そこで『誰か面会しに行ってくれ』という話になった。しかし、行くなら堅気でないとまずい。そこで最も一般人に見える私が面会相手に選ばれました」 当初、実行犯の1人は懲役氏の面会に喜びの表情を浮かべていた。 「当人は私が面会に来たことをとても嬉しがってくれて『来てくれてありがとう』という言葉もありました。最初のうちはお互い詮索はせず、他愛のない話をしていましたが、徐々に事件のことについて触れるようになりました」 そして明かされたのは竹中殺害事件に対する実行犯としての苦しい胸の内だった。