瀬戸大也が離婚危機回避…夫婦で信頼回復の出直しを決意
主将の辞退に関しては、6日に行われた日本水泳連盟の常務理事会で承認され、その際、水連は、「本連盟として同選手の報道を通じての一連の行為は水泳トップ選手として大変に遺憾であると共にご家族はもとより多くの水泳ファンの皆様、関係者の皆様の信頼を裏切った責任は大変に重いと考えております」とのコメントを発表した。 週明けにも水連の倫理委員会が開かれ、本人を事情聴取。報道された内容の事実確認が行われ、なんらかの処分が下される方向だが、内定している東京五輪代表の取り消しにまで踏み込んだ厳しいものにはならないと見られている。 だが、水連の規約で所属先のない選手は、水連が管轄する大会への出場が認められないなど瀬戸は四面楚歌の状態に追い込まれており、東京五輪を10か月後に控えて強化計画は白紙状態。出場レースも決まっていない。今後は、新たな所属先を探すと同時に東京五輪に向けての強化計画を練り直さねばならなくなっている。しかも、所属先やスポンサーがなくなったことで主な収入源が断たれ生活基盤も崩壊してしまうことになった。窮地に立たされている瀬戸にとっては、妻の優佳さんが、再出発を支えてくれる気持ちを固めてくれたことは大きな救いだろう。 世間の強烈なバッシングも受け、すでに社会的制裁は十分に受けた。妻の優佳さんまでが謝罪したことに対して、ネット上では優佳さんへの同情論と瀬戸への批判が強くなっていたが、離婚危機を回避した以上、自らが種をまいた“逆風“に夫婦で立ち向かい、アスリートとして、プールで結果を残すことで失った信頼を取り戻すしかない。