「1年リズムで進展」 エヌビディアのフアンCEO GPUロードマップ明かす コンピュテックス開幕控え
アジア最大級のICT見本市「COMPUTEX(コンピュテックス)TAIPEI 2024」が4日、台湾・台北市の台北南港展覧館で開幕する。2日夜には、エヌビディア創設者兼CEOのジェンスン・フアン氏がオンラインで基調講演。ICT企業幹部や政治家ら1万5000人超、1000人超のジャーナリストが世界中から参加した。 【関連写真】基調講演に登壇したエヌビディア創設者兼CEOのジェンスン・フアン氏 フアン氏は今年3月に発表した「Blackwell GPU」に続き、来年には「Blackwell Ultra GPU」を投入すると発表。さらに、Blackwellの後継としてRubinプラットフォームを開発していることも明かした。アームの半導体を使ったVeraプラットフォームCPUも導入する予定で、フアン氏は「GPUのロードマップが1年リズムで進んでいる」と語った。 今年のコンピュテックスは、生成AI(人工知能)の世界的普及を踏まえ、「AIコンピューティング」「次世代通信」「未来のモビリティー」「拡張現実」「サステナビリティー」「イノベーション」の6つのテーマを設定。2つのホールを使った会場では、世界各国の約1500の出展者が4500ブースを展開し、最先端技術を紹介する。 主催する中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)と台北市電脳商業同業公会(TCA)が開幕前日の3日に開いた記者会見には、世界各地から多くの報道陣やICT企業関係者らが詰め掛けた。7日までの会期中、約5万人の来場を見込んでいる。
電波新聞社 報道本部